約 6,092,316 件
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1779.html
METAL GEAR SOLID 3 ・1レス要約版:part12-21 ・要約版2-要約スレpart2-792 ・詳細版part12-6~20 21 MGS3、1レスあらすじ ◆l1l6Ur354A sage 05/02/0122 41 45ID TbkPD5eL 1964年、ネイキッド・スネークは、ソ連に亡命した「ザ・ボス」の暗殺任務を受ける。 ザ・ボスとは、第二次世界大戦で多大な活躍をした偉大なる女性、 スネークを10年かけて兵士に育て上げた師匠であり、スネークの分身とも言えるかけがえのない存在。 そのザ・ボスがアメリカを裏切り、ソ連に亡命。 ボスが入った組織は、ボスが持ちこんだアメリカ製小型核砲弾をソ連政府の施設に発射。 ソ連は、アメリカにザ・ボスの暗殺を要請してきた。 しかもボスの暗殺ができなければ、アメリカに報復すると宣言。 任務が失敗すれば世界は全面核戦争に突入する。 スネークは苦悩しつつも、見事ザ・ボスの抹殺を完了させ、アメリカに戻った。 そしてスネークは真実を知る。 ザ・ボスは任務でソ連に潜入した。つまり亡命はアメリカの仕組んだ偽装亡命。 しかし、潜入した組織のリーダーが、亡命の手土産だった小型核砲弾を 実際に使用してしまった。これは構想外の出来事だった。 そして国家間の大問題に発展。アメリカはザ・ボスに新たな指令を出した。 ザ・ボスに下された指令とは、アメリカが送り込んだ愛弟子のスネークに殺される事。 アメリカに戻る事も、自決も、逃げる事も許されない。ソ連に亡命した重大犯罪者として殺されること。 ザ・ボスはその最後の任務を全うしたのだ。 スネークはアメリカに英雄として迎え入れられ、ボスの名称を継いだ。 大統領は、ザ・ボスの上を行く「ビッグボス」の名称を、彼に与えた。 792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/16(土) 10 51 00 ID 2XxzNT3bO メタルギアソリッド3 米ソ冷戦真っ只中の60年代、1、2の主人公であるスネークのクローン元であるネイキッドスネークは、ソ連側にスパイとして潜り込むが、元上司であるザ・ボスの裏切りにより、大ケガをおい一時本国に撤退。 その後、ネイキッドスネークはもう一度ソ連側に潜り込み、スパイ活動とザ・ボスの暗殺とメタルギアの破壊をやり遂げる。 しかし、最後の最後になって実はザ・ボスは裏切り者でも何でも無く、むしろ国のためにわざと汚名を着せられ自殺も逃げる事も許されずにネイキッドスネークに黙って殺されて死ぬように国から命令を受けていた真の愛国者だった事が判明。 真の愛国者でありながら、国にいいようにもてあそばれたザ・ボスの墓の前で、ネイキッドスネークは静かに黙祷と敬礼を捧げながら、真の戦士達の安住の地の確立と、ビッグボスの称号を受け継ぐ決意を固めたのでしたとさ。 終。 6 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 13 30 ID TbkPD5eL 先に長いストーリーを書き込みます。今回はちょい短めに区切るので15レス程度。名前欄は「MGS3◆l1l6Ur354A」 最後に1レスのみの短いストーリーを書きます。名前欄は「MGS3、1レスあらすじ◆l1l6Ur354A」 NGワードにするなり、レス抽出して好きな方を読むなり、お好きにドゾ。 人物紹介、用語解説はしません。ある程度の説明は文章内でしてありますが、 個別に欲しい人はメタルギアの公式を見てください。 7 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 15 34 ID TbkPD5eL 1964年8月。CIAの隠密部隊 FOX の一員、スネークに指令が下る。 任務はソコロフという天才科学者をアメリカに連れ帰ること。 ソコロフは新型核兵器の開発を強制されたため、アメリカに亡命した。 しかし、ソ連からの政治的圧力によって、ソコロフはソ連に戻された。 ソコロフが戻ったことで、ソ連は新型核兵器の開発を再開。 アメリカは再度ソコロフを取り戻し計画を中止させるため、スネークをソ連に送り込んだ。 ソコロフの失踪がアメリカの仕業だとばれないように、痕跡は何一つ残してはいけない。 身一つでソ連に潜入。武器、食料など必要なものは現地調達になる。 まだ正式に稼動していない極秘任務部隊“FOX”の初の任務である。世界初のHALO降下。 スネークはガンシップからソコロフの研究所のあるジャングルに一人で降り立った。 ・ヴァーチャスミッション開始 スネークは無線で指令を聞く。司令官・ゼロからは、行き先についての指示を。 そして、第二次世界大戦の伝説の英雄であり、 スネークの師匠でもある偉大なる女性、ザ・ボスも無線サポートに入ってくれた。 無線越しだが、久しぶりの会話に喜ぶスネーク。 ジャングルでの実戦経験の無いスネークをザ・ボスは的確なアドバイスで導いてくれた。 そしてボスは『任務』について、こう語った。 「今日の友は明日の敵になることもある。すべて時代で変わるのだ。信じるのは任務だけだ」 8 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 17 25 ID TbkPD5eL 厳重に警備しているソ連兵の目を盗んで、ソコロフが監禁されている部屋に侵入したスネーク。 スネークが自分を助けに来たCIAだとわかるとソコロフは腰を落ろし、自分を取り巻く環境を話し出した。 ソ連最高権力者フルシチョフの要請で、ソコロフは『新型核兵器・シャゴホッド』の開発を進めてきた。 そして現在、フルシチョフに政治対抗しているプレジネフ軍事政党が、軍隊GRUを使い、 完成間近の『シャゴホッド』とソコロフを拉致しようとしている。 フルシチョフを政権から引き摺り下ろし、世界大戦を引き起こす気なのだ。 フルシチョフ政党はGRUからソコロフを守るために、設計図と共にソコロフをこの建物に監禁。 ソコロフは設計図を燃やした。これでソコロフ以外の人間にシャゴホッドは製造できなくなる。 「妻子の待つアメリカに帰りたい。早く私をここから助け出してくれ」 監禁小屋を出てあたりの様子をうかがう二人。 そこにGRUスペツナズの山猫部隊の隊長・オセロット(二十歳前後)がソコロフを誘拐すべく、奇襲をかけてきた。 迎え撃ったフルシチョフ正規軍の部隊は、オセロットの芸術的射撃であっというまに全滅。 ソコロフとスネークも取り囲まれてしまった。 スネークは山猫部隊を全員倒し、残った隊長のオセロットと対決。 スネークは実戦経験の浅いオセロットの欠点を見破り、銃を簡単にもぎ取り、ダウンさせる。 「お前はリボルバー向きだ。しかし早撃ちはいいセンスだった」 「いい…センス…?」失神するオセロット。 9 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 18 49 ID TbkPD5eL 橋まで来ると、向こうからザ・ボスが両手に荷物を抱え、歩いてきた。 「ボス!なぜここに?」 「…私はソ連へ亡命する」 荷物は小型核砲弾を2発。亡命の手土産だという。耳を疑うスネーク。 シャゴホッドを吊り上げ運んで行くヘリコプターが頭上を通った。 GRUは、シャゴホッドをソコロフの研究施設から強奪してしまったのだ。 GRUの大佐・ヴォルギンがやってきて、ボスから小型核砲弾を受け取った。 ヴォルギンはスネークに言った「ザ・ボスは我らコブラ部隊に戻ってきたのだよ。世界を制圧するためにな!」 コブラ部隊とは第二次世界大戦中、連合国の優秀な兵士を集め組織された隠密特殊部隊。 ザ・ボスはコブラ部隊のリーダーで、隊員は『ボスの息子達』と呼ばれた。 ヴォルギンは、GRU内部にかつての仲間を呼び集めてコブラ部隊を再結成。戦争を仕掛けるつもりなのだ。 スネークを殺そうと歩いてくるヴォルギンを、ザ・ボスが止めた。 「この男は私の弟子だ。私の手で殺す」スネークはボスにつかみかかっていった。 が、あっけなくスネークは銃を奪われ、腕をへし折られ、谷底に落とされる。 激流に押し流され、何とか川岸にはいあがったスネークだったが意識朦朧の全身大重体。 ゼロ司令官となんとか無線が通じ、すぐに助けに来てもらうこととなった。 そのころ、ソコロフを連れ、ヘリに乗ったヴォルギン大佐は、 ザ・ボスからの手土産の小型核砲弾を肩にかまえ、ソコロフ研究所に向けた。 「自国に向けて核を撃つ気ですか!?やめてください!」制止するオセロットを振り切り ヴォルギンは砲弾を発射。閃光が走り、研究所はきのこ雲に覆われる。 10 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 20 59 ID TbkPD5eL ・スネークイーター作戦 政府施設に撃ち込まれたアメリカ製核砲弾について、説明を求めてきたソ連に対し、 アメリカ大統領は、今回の事件は亡命した兵士が勝手にした事であり、アメリカは無関係だと言い張った。 しかし、スネークを助けに行ったガンシップの影が、爆破当日のソ連のレーダーに映っており、 完全なしらばっくれはできなかった。ソ連の最高権力者フルシチョフは言った。 『ザ・ボス率いるコブラ部隊をアメリカの手で抹殺し、潔白を証明してください。 できなければ報復行為がアメリカに届くだろう』と。アメリカはその条件を飲んだ。そしてCIAにボス暗殺を指令。 加えて、ソコロフの奪還と、シャゴホッドの開発状況の調査、並び破壊の任務も発令された。 それはヴァーチャスミッション失敗の挽回のチャンスでもあり、 ザ・ボスの最後の愛弟子、スネークにしかできない任務だった。失敗すれば全面核戦争に突入する。 スネークは集中治療室から出ると、すぐソ連の密林に潜入した。 今回の主な任務は三つ。 ・ソコロフの奪還 ・新型核兵器シャゴホッドの破壊 ・ザ・ボスの暗殺 コブラ部隊抹殺任務は、ソ連側の要請のため、今回はソ連スパイ組織KGBの協力が入る。 ゼロ司令官からの伝達によれば、協力してくれるKGBのスパイも、ソ連に亡命した元アメリカ人だという。 NSA暗号解読員だった2人で、ADAMとEVA(アダムとイブ)というコードネームを持つらしい。 その2人のうち、ADAMがヴォルギンの元に潜入しており、彼が武器と情報を持って、核兵器の落ちた森に来る。 スネークは焼け落ちた森奥深くへ進んでいった。彼はボスが身につけていたバンダナを、頭に巻いていた。 途中、ボスがスネークを待ち伏せしていた。 「なぜ亡命を?」「亡命ではない。自分に忠を尽くした」 ボスはスネークの銃を奪い、投げ飛ばした。反撃できないスネーク。 「帰れ、お前に私は殺せない」ボスは馬に乗り、去っていった。 11 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 22 58 ID TbkPD5eL 待ち合わせ場所の廃墟に派手な爆音が響き渡り、バイクに乗ったブロンド美女が現れる。 「ADAMは来られなくなった。私はEVAよ。よろしく」美女はバイクスーツのジッパーを下ろし、 豊満な胸(黒ブラ着用)をぷりぷりさせながらスネークに近づいてきた。 EVAはソコロフが囚われているGRU研究所の場所を伝え、武器と研究所に入るための白衣をスネークに渡した。 まだ完全に体力が戻っていないスネークはその場で仮眠を取る。 一時間後、オセロット率いる山猫部隊が襲い掛かってきた。 オセロットは、スネークのアドバイスどおりに銃をリボルバーに代えて自信満々。 ・・・なのだが、結局使い慣れていない銃があだになり、銃弾数を間違えて肝心なところで弾切れを起こし、またもやスネークに駄目だしをされた上、やすやすと倒される。 GRUのアジトでは、スネークがまたも潜入したと聞いてヴォルギン大佐が激怒していた。 ヴォルギンは、ソコロフと一緒にGRUに拉致されてきたソコロフの愛人(EVAの扮装)に目を付ける。そしてストレスと性欲を晴らそうと考え、EVAを自室に連れて行ってしまう。 ソコロフが監禁されているGRUの研究所に入ったスネーク。 EVAから渡された白衣を身につけ潜入。ソコロフがいるという部屋に入った。 しかしソコロフは、シャゴホッドの保管されている巨大施設に連行されてしまっていた。 その部屋には泥酔した研究所所長のグラーニンがいた。グラーニンも優秀な科学者なのだが、ソコロフが開発した「シャゴホッド」のおかげで、用なし扱いをされ飲んだくれていた。 グラーニンは、自分が発明した『新型核兵器・メタルギア』の優れた性能の高さを延々と語りあげた。 大地をマッハの速さで駆け抜け、その勢いで核を発射するシャゴホッドよりも、 二足歩行でどこからでも核を発射できるメタルギアの方が素晴らしいのに、誰もわかってくれないと嘆いていた。 シャゴホッドを破壊し、ソコロフを連れて行くというスネークの潜入をグラーニンは喜んでおり、 ソコロフが連れて行かれた巨大施設の行き方と、その道へ出るための扉の鍵を渡してくれる。 その巨大施設にはシャゴホッドも置かれており、あと二度の調整で稼動可能になるという。 12 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 24 04 ID TbkPD5eL EVAと無線で連絡を取り合い、ソコロフが連れて行かれたという施設の鍵をもらうため、 山頂にむかうスネーク。山頂の小屋ではEVAが着替えをしていた。傷だらけの背中が見えた。 S趣味のヴォルギンにプレイでさんざん痛めつけられたのだと言う。EVAは下着姿のまま、くねくねとスネークににじみよる。 「スネーク、人を好きになったこと、ある?」 「他人の人生に興味を持ったことは無い」 「ザ・ボスは?恋人だったの?好きなの?嫌いなの?」 執拗にスネークとボスとの関係を聞きたがるEVA。 「それ以上の存在だ。俺の半分はザ・ボスのものだ。10年、生死を共にした。とても言葉ではいえない」 「そんなザ・ボスを、殺せるの?」 黙りこくるスネーク。 山頂から見える巨大施設を指差し、構造を説明するEVA。望遠鏡で観察するスネーク。 会話を終えると、EVAはあわただしくバイクを飛ばし、施設へ続く崖を一気に駆け下りていった。 進入経路を聞いたスネークも山を駆け下りていった。 省略してますが、スネークはここまでにコブラ部隊の刺客を全員殺していて ヴォルギンは仲間を失った悲しみで、ますます怒り狂っております。 また、スネークがすいすいと進入してくるのはGRU内部に内通者がいるに違いないと、 スパイ探しを始め、手始めにグラーニンを電撃パンチで撲殺。 暴走を始めたヴォルギンに、オセロットは「やりすぎだ!」とたてつくようになる。 13 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 25 26 ID TbkPD5eL GRU兵士の制服を盗み、巨大施設に侵入したスネーク。EVAが、ソコロフからシャゴホッドのデータを受け取る場面を目撃。 EVAはソコロフを脅してデータを受け取っていた。ソコロフのビビリようからして、愛人関係ではないようだ。 EVAが出て行ったのを見てソコロフに接触。 ソコロフは、「彼女はタチアナ、通称ターニャ。ヴォルギンの愛人だろう?私はそれ以外なにも知らない」という。 ソコロフは疲れ果てていた。ロケットを作りたくて科学者になったのに、 核兵器の開発を強要され、政治の道具にされ、家族と引き離された。 アメリカに行っても兵器開発を強要されるならシベリア送りになったほうがいい、と言い出す。 そこに、ヴォルギン大佐が部屋に入ってきた。変装がばれ、スネークは捕らえられてしまう。 ソコロフはシャゴホッドのデータを渡したことをとがめられ、ヴォルギンに殺されてしまった。 手首を縛られ吊るされて拷問を受けるスネーク。 部屋の隅で泣き崩れ、悲鳴をあげるEVA。オセロットもいる。 「言え!アメリカは本当は賢者の遺産を狙っているんだろう!!!」 ヴォルギンは『賢者の遺産』という、たいそうなものを所持しており、 スネーク(アメリカ)はそれを狙ってると思い込んでるらしい。 「無駄だ。そいつは口を割らない。私がそう教え込んだ」 ボスが拷問室に入ってきた。 ヴォルギンがいらだち、スネークの目をえぐるようボスに命令する。 最初は拒否するボスだったが、ヴォルギンに強く命令され、しかたなくナイフを取り出した。 ボスの目にはためらいが浮かんでいる。しかしスネークはボスが任務を必ず実行する人だと知っている。 スネークに近づくボス。見つめ合うふたり。恐怖で見開かれたスネークの目にナイフが近づいた。 「やめて!」EVAがボスの腕にしがみつきナイフを叩き落とした。オセロットがEVAに銃を突きつけた。 スネークは体を振り子のように揺らしてオセロットに体当たりをした。 バランスを崩したオセロットの手から放たれた銃弾は、スネークの右眼球をえぐり取った。 14 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 27 36 ID TbkPD5eL 気がつくと監獄にいた。武器は全て取られ、上半身裸で体力もない。しかし無線は手元に残っていた。 鍵を開ける事に成功したスネークは、牢を脱走。EVAの無線指示でマンホールを下り、水路を走った。 その先でEVAと合流し、装備品を受け取る事になっていた。 しかし脱獄に気づいたオセロットに崖に追い詰められ、スネークは高さ何百メートルもある谷底にダイブ。 スネークは流れの緩やかな下流まで流された。 そこへコブラ部隊の隊員、ザ・ソローが襲い掛かってきた。 あたりはソローの能力によって悪夢のような風景に変化。亡霊のように水面を漂うソロー。 これまでスネークが殺した死者が恨み言を放ちながらスネークに襲い掛かってくる。 武器や爆弾で蹴散らそうとするのだが、ソローにはまったく効かず、死者たちもあとからあとから湧き出てくる。 そして幻覚の川でスネークは力尽き、死んだ。 スネークは歯に仕込んである蘇生薬を噛み砕き、意識を取り戻した。 どうやら谷底に落ちて川に流されて、今までずっと意識不明になっていたようだ。 無線でゼロ司令官と会話。コブラ部隊にザ・ソローという男はいるか?と質問するスネーク。 ソローは実在した。しかし二年前に死んでいた。 ザ・ボスとソローは愛し合っていた。しかし冷戦が2人を敵対関係に引き裂いた。 二年前、ソローの暗殺指令がボスに下る。ボスは愛する男、ソローをその手で殺したのだという。 EVAと無線が通じ、下流の滝の中にある洞窟で合流。EVAはあいかわらずバイクをぶっ飛ばしてやって来た。 ずぶぬれになっているEVAとスネークは火を焚き、服を乾かし、暖をとった。あいかわらず下着姿で迫るEVA。 失明した右目に眼帯をつけ、装備を受け取り、身支度を整え、蛇を焼いて喰らい、体力を回復させるスネーク。 蝶がスネークの顔の前をひらひらと飛んだ。 つかもうとしたが、片目を失ったスネークは距離感をつかめず、その腕はむなしく空を切った。 その様子を見ていたEVAが泣きだし、スネークに抱きつき、キスをする。 スネークの体に乗ってこようとするEVAを、スネークはやんわり拒絶する。 15 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 30 07 ID TbkPD5eL ソコロフは死亡してしまったため、残る任務はシャゴホッドの破壊と、ボスの暗殺になった。 EVAはシャゴホッドの破壊用に、GRUから最先端の爆薬、C3爆弾を盗んできていた。 これをシャゴホッドの周り4箇所にセットし、爆発させればシャゴホッドを破壊できるはずだ。 この洞窟の先に地下道があり、そこを通ればシャゴホッドの保管倉庫に潜入できる。 全ての任務を終えたら、EVAと合流。EVAが湖に隠した飛行艇で一緒に脱出するという段取りまでできた。 GRUに戻ろうとするEVAを心配するスネーク。 だがEVAは「まだやることがあるの。大丈夫よ、ヴォルギンはぜんぜん私を疑ってないもの」と自信満々で答える。 スネークは、無線での治療情報サポートに入っている女性から、 20世紀になったら子どもを作らなくとも、科学の力で遺伝子情報を残す事ができると聞く。 彼女は熱心に語った「あなたのような能力の高い戦士の遺伝子は後世に残すべきよ」 スネークは潜入に成功。片目で銃を撃つ事にも慣れてきた。 シャゴホッドの周りにC3爆弾を設置。タイマーを発動させる。 そこにヴォルギンとオセロットが兵を引き連れ登場。スネークは囲まれてしまう。 EVAも連れられてきていた。地下金庫から賢者の遺産を盗もうとして見つかったのだ。 ヴォルギンが「KGBのスパイめ!」と激昂しEVAを蹴り上げる。 「賢者の遺産とはなんだ?」スネークが質問した。 ヴォルギンは天国への手土産だと言いたげに賢者の遺産についての説明を始めた。 先の大戦時、アメリカ、中国、ソ連の真の権力者が秘密裏に手を組んだ。 それは『賢者達』と呼ばれ、莫大な資産を出し合い、他の国々を征服しようとした。 終戦後、『賢者達』の対立によって冷戦が始まった。 その混乱を利用して、集まった莫大な富を、管理に携わっていたヴォルギンの父がひそかに裏に回し、 徹底的なマネーロンダリングをして洗い上げ、自分のものにしてしまっていた。 その莫大な遺産の行く末が記録されたマイクロフィルム、それが『賢者の遺産』総額一千億ドル。 ヴォルギンは父から相続した『遺産』を使って世界を再び統一させようと計画。 ボスに亡命を呼びかけコブラ部隊を再結成、シャゴホッドを強奪、準備を進めてきた… 16 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 33 48 ID TbkPD5eL ボスがやってきた。ヴォルギンは「これを安全な場所に移してくれ」とボスに『賢者の遺産』を渡した。 受け取ったボスは、「この女は私が始末する」と、EVAを連れて行ってしまう。 オセロットが、スネークと一騎打ちさせてくれと頼み込むが、「この男は俺が殺す」とヴォルギンは軽くあしらい、口論になる。 オセロットは苛立ち、ヴォルギンに銃口を向けた。ヴォルギンも電撃弾丸をオセロットに向けて威嚇発射する。 (関係ないけど私の脳内BGMは ♪喧嘩をやめて~二人をとめて~でした) にらみ合いの末、渋々オセロットは引いた。ヴォルギンとスネークの戦いが始まった。 ヴォルギンは手出しは無用と宣言したくせに、劣勢になるとオセロットに援護を頼んだ。 だがオセロットは、応じない。それどころかスネークを応援する始末。 爆薬が見つかった。 GRU兵士が「あと3分で爆発します!解除に間に合わない!早く逃げてください!」と声を上げる。 なんとか爆発ぎりぎりでヴォルギンを倒し、倉庫から逃げ出すスネーク。 倉庫を飛び出したスネークの前に、バイクに乗ったEVA登場! すぐにC3爆弾が爆発。倉庫が炎の海に包まれる。バイクで駆け抜け、強烈な爆風から逃れるふたり。 「なぜここに?」「ボスが逃がしてくれたの。伝言を預かってるわ。ボスは湖のそばであなたを待ってる」 一息ついたのもつかの間、炎の中からシャゴホッドが現れる。完全に破壊できなかったのだ。 瀕死のヴォルギンがシャゴホッドを操縦していた。 ヴォルギンはスネークを殺すためだけに生き延びていると言ってもいい状態。 二人はバイクで逃走、しかしヴォルギンは凄い執念で追いついてきた。 EVAとの協力でなんとかヴォルギンを殺し、シャゴホッドも破壊した。 あと一つ残る任務は、ボスの抹殺… スネークは一人で待ち合わせの場所に出向いた。 17 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 35 27 ID TbkPD5eL ついにボスとの対決の時が来た。 咲き誇る白い花畑、その中央に、ザ・ボスはいた。 「待ってたわスネーク。あなたの誕生、成長、そして今日の決着を!」 ボスの人生、それは国に忠を尽くすことしかできなかった女の悲しい歴史だった。 ボスは『賢者達』の前身『賢人会議』の一員の娘に生まれた。父は何者かに殺された。 初期メンバーのいなくなった『賢者達』は、ただの戦争組織と変わり果て、分裂した。 1944年、戦場でボスは男児を産んだ。父親はザ・ソロー。赤ん坊は『賢者達』に取り上げられた。 その後は原爆実験に派遣され被爆。宇宙ロケット発射の非公式の実験台にされ、地球を外から見た。 時代は変わり、一つだった世界が分かれ冷戦に突入。「家族」と呼んだ戦友が今度は敵になった。 そしてボスは、かつての夫ソローを殺した。どちらかが死に、どちらかが生き残る、それが任務だった。 宇宙から見た地球は、敵も国境も無かった。世界はひとつだった。だが『賢者達』は戦争を起こし敵を作り出してしまう。 ボスの願いは、反目している『賢者達』を再び統一、世界をひとつに戻す事…。 「こんなに自分のことを話したのは初めて…嬉しい。ありがとう、黙って聞いてくれて…」ボスは涙を流した。 舞い散る花吹雪のなか、壮絶な師弟対決が始まり…そしてスネークの勝利で終わった。 「私はお前を愛し、育てた。武器を与え、技術を教え、知恵を授けた。もう私から与えるものは何も無い… 生き残ったものが跡を告ぐ。私の命を奪え。ボスはふたりもいらない。蛇はひとりでいい…」 ボスは、『賢者の遺産』をスネークに渡すと、目を閉じた。 スネークは立ち上がると、横たわっているボスに銃口を向けた。 長い沈黙と時間が過ぎた。 銃声が響き渡り、白い花は真紅に染まった。 18 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 37 07 ID TbkPD5eL ソ連を脱出するため、飛行機に乗るスネークとEVA。 オセロットが強引に乗り込んできて拳銃での一騎打ちを申し出た。 スネークは勝った。しかしオセロットを撃つことはしなかった。(勝利が逆でも同じ) ふたりの間には戦いを介した友情が思いっきり芽生えていた。 オセロットは「楽しかった」と言うと、満足げな笑みを浮かべ機体から飛びおりていった。 EVAとスネークは二人で力をあわせ重いハンドルを引いた。やっと機体が持ち上がり空へ飛び立った。 ふたりはアラスカまで無事逃げ延びる事ができた。 誰もいないアラスカの基地、二人きりでワインで乾杯するスネークとEVA。 このまま俺と一緒にアメリカに戻れと説得するスネークだったが、EVAは首を振る。 そしてふたりはセックル。 朝、目覚めると、EVAの姿は消えていた。 おまけにボスから預かった『賢者の遺産』が盗まれていた。 テーブルの上のテープレコーダーに、EVAの長いメッセージが入っていた。 “私は本当は中国のスパイなの。KGBのスパイとして潜り込み、EVAになりすましたのよ。 ソ連に亡命したADAMとEVAは二人とも男。 本当のADAMは約束の場所には現れなかった。私が彼を始末する必要もなかったわ。 私の任務は、賢者の遺産とシャゴホッドのデータの奪取。 これで中国も核を持つ事ができる。 本当はあなたのことも殺さなくてはいけなかった。でもそれはできなかった… あなたと愛しあったからじゃないわ。私は…ボスと約束をしたから… …中国に『賢者達』が作ったスパイ養成施設があるの、私はそこで育った。 大戦前ボスはそこで教官をしていた。 だからボスは最初から私が何者かを知っていたのよ。 ボスが私を助けたのには理由があるわ。それはあなたに伝言を… 真実を伝えるため…” 「EVA」とスネークに呼ばれた中国の女スパイは泣きじゃくりながら、ボスから託された真実を語りだした。 19 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 38 15 ID TbkPD5eL “いい?スネーク、彼女は裏切り者ではない。彼女は任務を遂行したのよ。 ボスの任務はコブラ部隊に合流し、賢者の遺産を奪取すること。 ザ・ボスの亡命はアメリカ政府が仕組んだ偽装亡命だったの。 しかし思いもよらない出来事が起きた。 ボスが持っていった小型核砲弾をヴォルギン大佐が撃ち込んでしまって アメリカはその始末をつけなくてはいけなくなった。 そして作戦は大きく加筆、修正された…” スネークはアメリカに英雄として迎えられた。 そしてアメリカ大統領から表彰を受け、ボスの名称を受け継いだ。 穢れた『ザ・ボス』の、その上を行く英雄として『ビッグボス』の名称を。 “ボスに新たに課せられた任務は、スネーク、あなたに殺される事。 生還は許されなかった…自決も許されない。 あなたに…愛した弟子によって命を断たれる、 それが、彼女に課せられた責務。 彼女は汚名を着せられたまま葬り去られる… アメリカでは恥知らずの売国奴として、ソ連では核兵器を撃ち込んだ凶人として。 それが、ザ・ボスの最後の任務(ミッション)…!” カメラのフラッシュの中、大統領から握手を求められるスネーク。 しかしスネークは宙を見つめたまま動かない。室内の空気が張り詰める。 ようやくスネークは握手に応じた。 スネークは囲んでくる関係者を全員無視し、大統領室から出て行った。 “あなたにだけは真実を伝えたかったのだと思う…! 自分の口で言うことは禁じられていた、だから私に真実を託した… 全ては国のため、祖国のため、名誉も命も捧げた…。彼女こそが英雄よ” スネークは『ザ・ボス』の墓標の前に立ち、彼女の愛用した銃「パトリオット」と花をささげた。 そして涙を流しながら、いつまでも敬礼を続けていた。 “これは歴史には残らない、あなたの心だけに残す、 彼女の帰還報告(デブリーフィング)… 彼女こそ、真の愛国者(パトリオット)…!” 20 MGS3 ◆l1l6Ur354A sage 05/02/01 22 39 50 ID TbkPD5eL 1964.10.15 フルシチョフ解任。プレジネフが共産党第一書記に。 1964.10.16 中国、タクラマカン砂漠で原爆実験に成功 1968 EVA、ハノイで消息不明 1970 ゼロ少佐はFOXを解散 1970 アメリカ 残りの遺産を入手、米国「賢者達」は「愛国者達」と改名 1971 ビッグボスはゼロ少佐の意思を継いで、「FOX」を元に「FOXHOUND」部隊を設立。 1972 恐るべき子供達計画ビッグボスの子供達、生まれる ●ゲーム終了画面、オセロットが誰かと話している声が流れる。 「…GRUの施設は跡形もなく消え去りました。…ええ、ボスの暗殺はCIAの手で、確かに。 …フルシチョフはこれで終わりです。この事実はアメリカの首根っこを押さえることにもなります。 …これからはあなた方の時代です、KGB局長」 電話を切ると、オセロットは再度誰かに電話をかけた。 「私です。ザ・ボスは見事に任務を全うしました。…『賢者の遺産』は無事われらアメリカの手に。 中国側には偽のフィルムを握らせました。…しかし、まだ残りの遺産がKGBに。 シャゴホッドはGRU施設ごと、残りの核砲弾で灰に。…それも、ザ・ボスが。 それと、面白いものを手に入れました…新型の核攻撃システムです。いずれ役に立つかと…。 …はい。ソ連側は私の正体にまったく気づいておりません。私が三重スパイだとは。 …ええ…私がADAMという事も、誰も気づいていないようです。それでは…CIA長官 METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER END
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/11108.html
登録日:2011/07/29(金) 10 30 10 更新日:2024/09/20 Fri 01 57 07NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 FC FC版は黒歴史 KONAMI MSX2 PS2 アウターヘブン ゲーム コナミ スパイ ソリッド・スネーク ビッグボス ファミコン ファミリーコンピュータ メタルギア メタルギアシリーズ メタ発言 全ての始まり 小島秀夫 棒立ちメタルギア 狭すぎる兵士の視界 現代の忍者 アーネムイ! METAL(メタル) GEAR(ギア) METAL GEARは、1987年にコナミからMSX2用に発売されたアクションゲーム。 CM METAL GEAR (警報音) 目標は、最終兵器。 METAL GEAR 戦 略 R P G 。 ファミコン用カセット METAL GEAR 発売中! 概要 メタルギアシリーズの記念すべき第一作であり、後に幾度となく語られる「アウターヘブン事件」を扱った作品。 様々なハードに移植されており、現在でもWiiのバーチャルコンソールや携帯アプリなどで手軽にプレイできる。 FC版はクソだったが(後述) 当時のゲームハードは性能が低く高度な処理が出来ないため、複雑なアクションゲームは開発できなかった。(*1) だが、開発を任された入社したての若手社員、小島秀夫は、それを逆手に取る。 「戦闘シーンを再現するのが困難なら、戦闘シーンを回避すること自体をゲームにすればいい」 この考えの元に産まれたのが、「敵を倒して進む」のではなく「敵から隠れて進む」ステルスゲームというジャンルである。 さらに、緻密に考えられたストーリー、味のある登場人物などから、このゲームは国内外で大人気となった。 ただし敵の視界は真正面一直線しかない(よって少しズレていれば見つからずに正面から撲殺可能)など、まだまだ荒削りな部分も多い。 その後続編として、『メタルギア2 ソリッドスネーク』が発売された。 ストーリー 80年代後半、英雄的かつ狂人とも言われた一人の傭兵によって、南アフリカの奥地に武装要塞国家「アウターヘブン」が生まれた。そこで、全世界の軍事史を塗り替えてしまうほどの恐るべき兵器が開発されているとの情報が入る。 政府はこの謎の兵器の情報を入手すべく、ハイテク特殊部隊「FOXHOUND」に出動を要請。司令官ビッグボスは部隊の最優秀兵士、グレイ・フォックスを派遣させる。 しかし数日後、調査を行っていた彼は 「メタルギア…」 という言葉を最後に消息を絶ってしまった。 政府は再度FOXHOUNDに出動を要請。今度指名されたのは入隊したばかりの新米隊員、ソリッド・スネーク。 「こちらビックボス …OPERATION INTRUDE N313。 敵要塞アフターヘブンに潜入、最終兵器メタルギアを破壊せよ! まずは消息をたったグレイ・フォックスとコンタクト、最終兵器メタルギアの正体を探れ。」 登場人物 メインキャラ ソリッド・スネーク おなじみ、シリーズの主人公。本作ではまだ任務経験が無い新米。 消息不明になったグレイ・フォックスの捜索とメタルギアの正体を探るという任務を受ける。 ビッグボス 特殊部隊FOXHOUNDの司令官。 政府の要請を受け、フォックスとスネークを派遣し、通信でサポートするいわゆる後の大佐ポジ。 終盤、怪しい言動が増えるが… 後に彼がソリッドスネークと双璧を成す人気キャラクターになるとは、誰一人想像していなかっただろう そして、MGSV TPPでは衝撃的な事実が発覚する グレイ・フォックス FOXHOUNDの最優秀兵士。最初にアウターヘブンへ潜入し、メタルギアの正体を探ったが捕まり、捕虜になる。 今作ではドラゴの事を教えてくれるだけのチョイ役。 ペトロヴィッチ・マッドナー(復刻版ではドラゴ・ペトロヴィッチ・マッドナー) メタルギアの開発者である天才科学者。娘とアメリカへ亡命中にアウターヘブンに捕まり、娘を人質に取られて兵器の開発を強いられていた。 FC版以外だとメタルギア破壊方法を知っていれば助ける必要がないので無視するプレイヤーもいる。?????「スネーク、それをやってはダメだ。未来が変わってしまう、タイムパラドックスだ!!!」 エレン・マッドナー 上記のマッドナーの娘。 彼女を助けないとマッドナーはメタルギアの破壊方法を教えてくれない。 マッドナーと離れた罠だらけの独房に閉じ込められているので上記の通りドラゴ共々無視されることが多い。 無線サポーター シュナイダー アウターヘブンに対抗するレジスタンスのリーダー。 元建築技師でありアウターヘブンの建設スタッフでもあったのだが妻子を殺された為にレジスタンスを結成する。 アウターヘブンの内部構造についてサポートを行い、アウターヘブンの司令官の正体を突き止めるが… ダイアン レジスタンスメンバーの1人。 アウターヘブン内で諜報活動を行っており、敵兵の情報に詳しい。 スティーブ ダイアンにCALL時に希に応答する。 スネークの事を誤解しており、後半になると「ダイアンに話しかけないでくれ」と怒鳴りつけサポートを受けられなくしてしまう。 ジェニファー アウターヘブンに囚われた兄を救うためにメディカルスタッフとして潜入。 有能でスネークを直接サポートしてくれるがプライドが高い為に最高階級でないと応答もしてくれない。 他作品にも同名のキャラが登場するがおそらく別人と思われる。 アウターヘブンの傭兵達 ショット・ガンナー(復刻版ではショット・メーカー) 「ここから脱走できたものはいない」 グレイフォックスが囚われていた独房の看守。素早く動きながらショットガンを撃ちまくってスネークを苦しめる。 装備品を取り上げられた状態なので倒すにはまず装備品を取り戻す必要がある。 実は倒さなくても独房は脱出できる。 マシンガンキッド 「この先は通さん」 ビルの要所を守る傭兵。 障害物の関係で正面から撃ち合いを強いられる地形でマシンガンを乱射してくる為、真正面から戦うとあっという間に蜂の巣になる。 壁に隠れてリモコンミサイルを撃ち込めば無傷で倒せる…と言うかそれ以外だと厳しい。 ファイヤー・トルーパー 「丸焼きにしてやる」 ドラゴのいる独房への進路を阻む傭兵。 名前通り火炎放射による猛烈な攻撃を仕掛けてくる。 安全地帯があるのでそこから攻撃すれば無傷で倒せる。 カワード・ダッグ(復刻版ではダーティ・ダッグ) 「撃てるものなら撃ってみろ」 カード8を所持する傭兵。 大変な卑怯者であり、ジェニファーの兄を含めた3人の捕虜を盾にした上に部屋にトラップを仕掛け、更にブーメランによる遠距離攻撃を行ってスネークを倒そうとする。 ブーメランの攻撃力はかなり高く、捕虜を殺すとクリア不可能になるという面もあってかなりの強敵となる。 また復刻版のEASYの場合は2人までなら捕虜を殺してもクリアはできる。また初期位置から動かずにロケットランチャーを2発叩き込んでも倒せる。 以下ネタバレ 「メタルギア」の正体とは、単独での作戦行動が可能で、様々な状況や地形から核ミサイルを発射できる「核搭載二足歩行戦車 メタルギアTX-55」であった。 スネークはこれをプラスチック爆薬で破壊に成功。 しかし、それを引き金にアウターヘブンの自爆装置が作動。 そして、脱出しようとするスネークの前に、ビッグボスが現れた。 アウターヘブンの統率者は、FOXHOUNDの司令官でもあった彼自身だったのである。 新米であるスネークを送り込んだのも、偽の情報を持ち帰らせることが目的だったのだ。しかしスネークは彼の予想を上回り活躍してしまったため、巻き添えに始末しようとする。 だがスネークは彼にも勝利。アウターヘブンは自爆し、スネークは帰還するのだった。 「コチラ SOLID SNAKE … METAL GEAR ハカイ ニ セイコウ。 OPERATION INTRUDE N313 カンリョウ シタ! ナニモカモ オワッタ… ナニモカモ… タダイマ カラ キカンスル。 …OVER」 「コチラ BIG MAIDEN … OPERATION INTRUDE N313。 ANIOTA WIKI ニ アクセス、 コウモク ヲ ツイキ・シュウセイ セヨ! △メニュー 項目変更 FC版 上記で述べられたように今作にはファミリーコンピュータ移植版が発売されていた。 当時MSXは(と言うかPC全般が)いまだ高嶺の花的存在であったのでFCユーザーは歓喜したと思われるが… このFC版はMSX版スタッフが関わっていない事もあって まごう事なきクソゲーである。 しかし、海外では(当時MSX2版が知られていなかったせいか)良ゲーとしてミリオンヒットし、MS-DOS・コモドール64にも移植された。 その結果、別の部署による独自の続編『Snake's Revenge』が発売されている(開発は日本で行われたが、こちらも小島は全く関与していない)。 『Snake's Revenge』の内容は、再び暗躍する謎の軍事集団と彼らのもつメタルギアの破壊。本作では横スクロール面があるほか、ちゃんとメタルギアとの戦闘もある。 「量産され、輸送船に並ぶ複数のメタルギア」「復活する過去の強敵」「サーチライト」「足元が弱点のボス」「スネークがナイフを装備」といった後の作品につながる新機軸が含まれており、評価は高かった。 小島が『Snake's Revenge』の評判を聞きつけ、「じゃあ自分の『メタルギア2』を作ろう」ということになり、小島が書いた企画書をもとに『メタルギア2 ソリッドスネーク』が制作されたという噂も存在しているが、明確なソースに欠けており真偽は不明。 主な変更点 開始時の潜入方法が排水口から侵入→飛行艇からの降下に変更上記の変更に伴い基地潜入が野外を駆け抜けトラックを利用した潜入に変更された。トラックにはこの時点では行っても意味がない場所も含まれており、違うトラックに乗ると戦車に遭遇したりカード4も入手できてしまう(この時点ではほぼ無意味だが…)。階級が上がるまでは初期位置から再開されるので行き来が面倒。 一部の敵兵やボスの強化、変更フライングアーマー兵が飛行しなくなったり、ヘリが追撃砲を撃ってくる兵士2名になったりと技術力の不足か簡略化された物が多い(追撃砲に関しては結構強いが)。 配置ルーチンが固定、アラートが一種類にMSX版と違いスネークの移動元に応じて敵兵の配置が変化する事はない(MSX版でも必ず発見される場所はあるが)。その為に 画面が切り替わった瞬間に見つかる という事故がかなり多発する。 アラートに関しても画面を切り替えれば解除されるので下手に潜入するよりは ゴリ押ししたほうが楽 という本末転倒な結果に… BGMの変更ボス戦とゲームオーバー、エンディング以外の曲が変更された。 以下ネタバレ メタルギアが登場しない 今作が駄作呼ばわりされる最大の理由。メタルギアを破壊する場面に登場するのはメタルギアを管理するスーパーコンピューターであり プラスティック爆弾16個仕掛けるだけで破壊できてしまう 。防衛に関しても一般の敵兵が4人いるだけで排除してしまえば無傷で破壊できてしまう。ただし、FC版ではマッドナー親子を救助しないと破壊できないのでこの面に関してはMSX版よりも話の統合が取れているとも言える。 「そうだ。私が『ホックスハウンド』総司令官そして…このアウターヘブンのボス、ビッグボスだ。」 「ソリッド・スネーク、私はただでは死なない『道ずれ』にしてやる!!かかってこい。」 ビッグボスの扱い 上記はスネークと対峙した際に語る台詞である。 …自分が指揮する部隊の名称を盛大に間違えたり誤字があるという残念な展開にされている。 一応、強化はされておりMSX版と比べて耐久力が2.5倍ほど高くなっている。ロケットランチャー10発叩き込まないと倒せないとか2より強いような… …聞こえるか?ソリッド・スネーク… 私は死なん… いつか決着を付けよう。 いつの日か… また会おう! METAL GEAR 2 SOLID SNAKE △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] V終わったらリメイクしないかな、コレ? -- 名無しさん (2015-01-25 09 53 16) して欲しいけど声優がかわる -- 名無しさん (2015-03-02 21 20 23) リサイクルショップで噂のFC版を、好奇心で買ってしまった。…うん、まごうことなきアレだった -- 名無しさん (2015-03-03 00 30 38) しかしリメイクされるとなるとソリッドは大塚さんじゃなくなりそうだなぁ、大塚さんだとベテランな雰囲気出るし、新兵っぽい感じの中の人になりそう ビッグボスは大塚さんで Vで闇落ちするっぽいし -- 名無しさん (2015-03-03 00 37 18) そりゃないでしょ。3のネイキッドだってルーキーだけど大塚さんだし。 -- 名無しさん (2015-03-03 00 40 48) Red Alertは名曲 -- 名無しさん (2015-04-30 21 21 59) ソリッドから入った奴はこれが1作目ってことを知らない奴が多い。 -- 名無しさん (2015-09-25 07 29 15) ネイキッドはルーキーではないぞ。3開始時点で既に10年以上ボスに従事しているし、ベトナム戦争にも行っている -- 名無しさん (2015-09-25 07 39 33) 色んな後付けのせいで色々と設定がややこしくなった作品。ヘタしたら今後パラレル扱いになるのかも -- 名無しさん (2015-09-30 08 25 52) そういえば、一つ気にかかることが。ラストで、スネークが通信で報告してたけど、ビッグボスは既に倒した後だし、誰にしてたんだろ? 大佐と知り合うのはこれの後だし。 -- 名無しさん (2015-09-30 08 41 13) MGSVやるとここが単騎で潰した若い頃のソリッドがドンだけ異常かが凄くわかる -- 名無しさん (2015-10-21 03 57 43) 今思えば、今作のメタルギアってサイズ的にもウォーカーギアやバトルギアの系譜なのかも。小型で核も撃てるってそれもう最強じゃん -- 名無しさん (2015-11-05 02 24 52) メタルギアシリーズって作品単体ならともかくシリーズ全体で見ると設定に関してはかなりいい加減だからなぁ・・・MGとMG2に関してはもう完全にパラレル化してるだろうし可能ならもう一度焼き直しして欲しい気持ちもあるが・・・ -- 名無しさん (2015-11-16 19 07 14) もしリメイクされたら、ソリッドも普通にCQC使いそうだなぁ。そして、ビッグボス(ヴェノム)とCQC合戦しそう -- 名無しさん (2015-12-10 17 26 21) この頃のソリッドはひよこキャップを被っていたから強かった -- 名無しさん (2015-12-10 17 49 32) ↑と言うかビッグボスも最盛期だったのかもしれない。2だと100ライター スプレー缶のコンボで死ぬし… -- 名無しさん (2016-01-03 11 05 05) FC版の誤字ワラタwwwきっと頭の角が言語野に影響を(ry -- 名無しさん (2016-01-04 11 14 10) ↑2 そのシーンはきっと、ゲームだからあんな感じだったけど、映画だったら、マウントポジションにとられてピンチのスネークが、とっさにライターとスプレー缶で逆転するって感じじゃないかな、と思う。 -- 名無しさん (2016-01-04 11 20 25) ↑なる程、無線の内容も考慮するとまさにその展開がマッチするね。 全身スナッチャー化していたから火気にも弱かったのかもね。 -- 名無しさん (2016-01-04 12 42 34) 無線周波数変更するシーンあったけど、つまりあの後のビッグボスはヴェノムだったわけね -- 名無しさん (2019-05-28 00 18 11) 本作ではそういう設定無かったから淡白な反応だったけど、今MG作ったら、ボスによるソリッドへの熱いダンボール談義が見られるんだろうか? -- 名無しさん (2019-05-30 10 59 58) FC版はクソゲーだけど、これが海外でヒットしてリベンジが制作されなかったら、もしかしたらMG2作られなかったかも?ってこと考えるとメタルギアシリーズにとってはかなり重要な作品なのかも? -- 名無しさん (2019-05-30 11 13 28) これって、ビッグボスが『最終兵器メタルギアを破壊せよ!』と言ってるところも、ビッグボスがラスボスであることの伏線になるのかな? だって、フォックスからの通信は『メタルギア』だけだったし、内部の人間でなければ、作られてる新兵器と『メタルギア』ってワードを結び付けられない、と思うんだけど。 -- 名無しさん (2019-05-30 12 18 34) ↑ボス、割と天然だし、ノリで言っちゃったのかも? 今ならラストシーンはやっぱヴェノムとボスの最後の通信で締めくくるのかな ソリッドへのヴェノムの評価をボスに伝えるとか -- 名無しさん (2019-05-30 12 23 13) ダーティダックを最新の映像で見てみたい。こういう卑劣漢なボスキャラってMGではあまり見ない -- 名無しさん (2019-11-18 13 21 53) なに!? ステルスゲームの元祖は、万〇き少年ゲームではないのか!? -- 名無しさん (2020-03-20 10 46 26) この時のスネークはCQC使ってたのだろうか?ボスが黒幕と分かってからMGS4まで封印してたらしいし -- 名無しさん (2020-04-05 14 41 18) ↑3 そういえばYouTubeで「アウターヘブン 最後の日」というファンメイド動画を見たけど良かった。 https //youtu.be/f14FATY5dRs ヴェノム、お疲れ様でした。 -- 名無しさん (2020-05-15 17 17 30) ↑もう銃を捨てて生きていいんだ・・・・ -- 名無しさん (2020-06-05 23 02 08) 「ファミコン版をゲームキューブ版として移植しよう!」って案は誰が思いついたのか… -- 名無しさん (2021-05-27 22 27 14) そろそろリメイクなり新しい移植版なり欲しいところ。PS3ももう2世代前のハードだし -- 名無しさん (2021-10-11 00 20 48) スネークの段ボールフリークのネタは確かMSXFANでやったMSX全作品キャラクター人気投票(ハガキ1枚につき2キャラ投票)のネタ投稿で段ボール(メタルギア)/ダンボール(メタルギア2)ってのがあって当時編集部とズブズブだったコナミ小島が腹が捩れるほど爆笑したのがきっかけだったはず -- 名無しさん (2021-10-12 10 39 41) リメイクしたら案外、MGとMG2のシナリオが一作品の中での一部と二部の扱いになりそう(タンカー編とビッグシェル編みたいな) -- 名無しさん (2023-08-04 10 52 30) この段階だとステルスゲームと言うよりはパズルアクションって印象が強い。 -- 名無しさん (2023-08-04 11 03 23) 「英雄的かつ狂人とも言われた一人の傭兵」←これ世間的には誰なんだろ? ビッグボスはあくまでFOXHOUND総司令官の立場だし -- 名無しさん (2023-09-16 13 42 44) リメイクするならTX-55には大暴れしてほしいトコ -- 名無しさん (2023-09-16 13 45 36) やっぱウォーカーギア→バトルギアと経てのTX-55なんだろうか? サイズとしては一回り大きい戦車だし -- 名無しさん (2023-10-08 07 17 59) ソリッドスクエア -- 名無しさん (2023-10-30 21 59 36) MGS3よりこっちリメイクしてほしかったよ -- 名無しさん (2024-01-12 00 58 39) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12480.html
登録日:2011/11/15(火) 22 03 19 更新日:2024/06/30 Sun 11 02 14 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 2001年 KONAMI MGS MGS2 Nintendo Switch PS2 PS3 PS4 PS5 PSVita Steam Xbox Series X|S XboxX|S イロコィ・プリスキン キングコング ゲーム コナミ ソリッド・スネーク ビッグ・シェル メタルギア メタルギアシリーズ メタルギアソリッド 予言 文化的遺伝子 続編 賛否両論 ← 再評価 雷電←こっちが主人公 高難易度では終わらないメタルギアRAY戦 「原爆を開発し、その破壊力を推定するために 科学者達は膨大な計算をしなければならなかった。 …コンピュータ(デジタル)と核兵器は 共に第二次世界大戦の産物であり、共に成長したのである」 スミソニアン協会国立米歴史博物館 「情報時代 人、情報、テクノロジー」展示スペースより TACTICAL ESPIONAGE ACTION METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY(サンズ・オブ・リバティ) 2001年11月29日に発売された、メタルギア、メタルギアソリッドシリーズのPS2ゲームソフト。前作METAL GEAR SOLIDの続編である。 CM 『METAL GEAR SOLID 2』知ってる? …僕は知らない。 いいえ知っている、全世界で600万人が知っている。 METAL GEAR SOLID2 SONS OF LIBERTY 予約特典DVDプレゼント 11月29日発売 予約開始 僕は知らない……。 出演:GACKT。 ハードがPS2となったことで、前作と比べ映像のリアリティが格段に増し、ムービーシーンはさながら映画のよう。 システムも主観視点での武器操作などより3Dを意識したものになり、敵兵を倒しても死体が消えず、麻酔や気絶で殺さずに進むことができるなど、以後のMGSシリーズの基本が構築された。 翌年の2002年12月19日には仮想空間の訓練を行うVRミッション、スネークを主人公としたショートシナリオのスネークテイルズ等を追加し、ゲーム中の音声を英語に差し替えた完全版「メタルギアソリッド2 サブスタンス」が発売された。 さらに、無印版の発売から約10年後の2011年11月23日にはサブスタンスをベースに画質アップや一部音声を新録したリマスター版「メタルギアソリッド HDエディション」が発売された。こちらには次回作のメタルギアソリッド3も同様のHDリマスター化して移植されている。 ストーリーは前作より複雑化し、発売当時は非常に解り難いとして賛否が大きかったが 時代が進むにつれてインターネットの浸透とSNSの台頭、AIの発達などが進み、 現在はその先見性を再評価する声が多く見られている。 ~タンカー編~ 〇ストーリー 2年前のハドソン川… 俺達は 新型メタルギアが極秘裏に輸送されるという情報をつかんだ 今思えば―― 疑うべきだった… シャドー・モセス島事件の後、リボルバー・オセロットによってメタルギアの技術情報が闇市場に流出、多くの亜種が世界中に拡散した。 そんな中、反メタルギア財団フィランソロピーのメンバーであるスネークは、極秘裏に開発されていた新型メタルギアが輸送されるという情報を掴む。 新型メタルギアの情報を入手するため、ハドソン川を航行中の偽装タンカーへ潜入する。 だが、それと同時に、タンカーはヘリから舞い降りた謎の武装集団によって制圧される。 〇登場人物 ソリッド・スネーク CV 大塚明夫 ご存じスネーク。過去3度に渡りメタルギアの脅威から世界を救った伝説の英雄。 本作で彼を操作できるのはタンカー編のみ。 オタコン(ハル・エメリッヒ) CV 田中秀幸 スネークの相棒。かつてメタルギア開発に協力していた技術者。 今作はセーブも担当し、前作のメイ・リンの様に中国の諺を言ってくれる。 ただし、その内容は終盤になるにつれてデタラメなものが多くなり、何回も繰り返すとついにはメイ・リン本人が登場する。 オルガ・ゴルルコビッチ CV 寺瀬今日子 私兵部隊を率いるセルゲイ・ゴルルコビッチの娘。 ゲーム中のムービーでは彼女の腋毛を拝むことができる。 リボルバー・オセロット CV 戸谷公次 シャドー・モセス島事件から生き延びた元FOXHOUND隊員。 前作で失ったはずの右手が存在しているが…… タンカー編での彼の早撃ちは必見。 ~プラント編~ 〇ストーリー テロリスト達は「自由の息子達(サンズ・オブ・リバティ)」と名乗っている そしてそのリーダーの名は…ソリッド・スネーク だが彼であるはずはない スネークは2年前のタンカー沈没事件で死んでいる 自分が沈めたタンカーと共に… スネークが潜入したタンカーの沈没事件より2年後、流出した大量の油を処理する為、マンハッタン沖に建設された海洋除染施設『ビッグ・シェル』。 そこを「サンズ・オブ・リバティ」と名乗る武装集団によって占拠され、視察に訪れていた大統領が人質となり、仕掛けられた大量の爆弾が爆発すれば大規模な化学災害に見舞われることが予想された。 この緊急事態に、新生FOXHOUND部隊の隊員である雷電が潜入を開始する。 〇登場人物 雷電 CV 堀内賢雄 FOXHOUND隊員。プラント編の主人公。 前世はロシアの大佐の愛人。 プレイヤーの手によって反抗期になる。 お前がやれ。 ヅラ疑惑あり 大佐 CV 青野武 FOXHOUNDの作戦司令官。雷電をサポートする。 姿と声は慣れ親しんだロイ・キャンベルだが…… ローズマリー CV 井上喜久子 雷電の恋人。データ記録とサポートを行う。今作では揺れない。 終盤では雷電を罵倒するようになる。人によってはご褒b(ry イロコィ・プリスキン CV 大塚明夫 テロリスト鎮圧のため投入されたが、ほぼ全滅した特殊部隊SEAL10の生き残り。中尉。 プレイヤーには声も姿も思いっきり見覚えがあるが、寝込みを襲うと返り討ちにされます。 若いの、何の真似だ? ピーター・スティルマン CV 飯塚昭三 ニューヨーク市警察爆弾処理班顧問で、爆弾を仕掛けたファットマンの師。「義足のピーター」と呼ばれ、松葉杖を持っている。 SEAL10に同行していたが部隊はほぼ全滅、プリスキンと雷電に協力する。エドじゃない。 フォーチュン CV 冬馬由美 テロリスト部隊の中核、デッドセルのリーダー。 戦場でのみ驚異的な幸運を発揮するので『幸運の女神』と言われている。 彼女の服装はハイレグのボディースーツにマント一丁とかなりエロい。 暴発と背中合わせのはずの武装「レールガン」をいとも簡単に操る。 ヴァンプ CV 置鮎龍太郎 デッドセル隊員。超人的な肉体能力を持つルーマニア生まれのナイフ使い。 実はバイセクシャルで、元デッドセルのリーダーと関係があった。 ファットマン CV 塩屋浩三 デッドセル隊員。爆弾王と呼称されるデブ。笑う門に福来るが座右の銘。 彼の頭部に麻酔針を撃ちまくったのは筆者だけではないはず。 サイボーグ忍者 なぜか雷電の前に現れ、手助けする謎の忍者。グレイ・フォックスはシャドーモセス島事件で死んだはずだが…… ソリッド・スネーク CV 大塚明夫 ビッグ・シェルを占拠している武装集団「自由の息子たち」のリーダー。 何故彼が…しかも彼は2年前のタンカー沈没事件で死んだはずだが… …本当の犯人は彼の名を騙っていた「ソリダス・スネーク」。彼は恐るべき子供達計画によって生まれた、ソリッド・スネークとリキッド・スネークの兄弟である。…とされていたが、実は別の計画によって生み出されたビッグボスのクローンだった(MGS4にて発覚)。 エマ・エメリッヒ CV 山本麻里亜 オタコンの妹。幼いながらコンピュータソフトウェアの技術者であり、プラントで働いていた。 作中では連れ歩くシーンがあるが、女の子に手を上げるなんてことするなよ!? 「虫いや!虫キライ!」(^ω^#)… ジョニー佐々木 下痢の人。今回は音声のみの出演。メリルに雰囲気が似ているのでオルガが苦手らしい。 今回もやっぱりトイレにいる。そのトイレの近くで匂いを探知するセンサーを使うと…… 実は後半エマと黄昏る場面があるのは秘密。 リチャード・エイムズ 大統領と同行していたが、テロリストに拘束された。実は前作のナスターシャ・ロマネンコの元夫。 ジェームズ・ジョンソン大統領 テロリストに人質にとられている大統領。しかし実は… 登場シーンは短いが、雷電に会うなり股間に触れたり、狭い部屋で側転したりと、ネタもある。 敵兵 本作の敵兵はロシア私兵部隊、通称ゴルルコビッチ兵。 次世代機への移行及びアクションが多彩になったことでこれまで以上にアホな面が多く見られるようになった。 詳細は項目へ。 〇新たなアクション・戦略的要素 前作と比較してアクションが豊富になった。 後のシリーズにも継承されるアクションも多く、シリーズの基本アクションは本作で確立されたといっていい。 ●非殺傷武器 前作では敵に影響を与える非殺傷武器がスタングレネードくらいしかなかったが、本作では麻酔銃が追加。 登場するのは、ベレッタM92Fを麻酔弾発射用に改造したM9、狙撃銃PSG1の麻酔弾発射バージョンであるPSG1-Tの2種。 M9は消音性をさらに高めるためスライドロック機構が取り付けられており、1射ごとに手動でスライド引いて送弾しなければならないため連射性は低い。 PSG1-TはベースとなったPSG1と同等の性能なので連射が可能。ただし、1マガジンの装弾数は6発とかなり少なく、弾薬補給の機会も非常に少ない。 ●ローリング 前方に向かって飛び込む。 遮蔽物から遮蔽物への素早い移動がメインだが、ちょっとした穴なら飛び越えられる。 一瞬だけスピードが速くなるので扉の直前で使ってタイム短縮にも使える。 攻撃判定もあり、喰らった敵は一発でダウンする。ただし一発で気絶するわけではなく、気絶までのゲージが足りないと素早く起き上がるため注意。 モーションがキャラごとに違い、スネークは飛び込み前転、雷電は側転になっている。 階段でやると転倒してしまう。雷電は下りなら問題ないが、スネークは上り下り共に転倒するので注意。 ●主観射撃 ハンドガンやライフルなどの武装が、主観視点の状態でも武器が使用可能になった。 更にこれに伴い、敵にも部位の概念が追加された。 急所になる頭や胸なら一発で倒せるが手足等の急所でない場所だとすぐに倒せない。実は股間も急所扱い。射撃なら一発で倒すことができ、パンチすれば股間を押さえながら一発で気絶する。 ●エルード/懸垂 腰くらいの高さの手すりを乗り越えてぶら下がる。 敵の巡回ルートを強引に突破することができるようになった。ただし、階下の敵には発見される危険がある。 ずっとエルードしていられるわけではなく、エルード中はライフゲージの下にグリップゲージが表示され、エルード中徐々に減少していく。 当然ながらゲージが空になると強制的に解除される。この時、真下が海面だったり高所からの落下だと即死してしまう。 ライフゲージがフルの際はグリップゲージの減少速度が少し遅くなる。 エルード中に懸垂が可能だが、通常よりもグリップゲージの減少が早くなってしまう。 これだけだとただの死にアクションだが、懸垂を累計で100回行うとグリップゲージのレベルが上がる。レベルアップ時に祝福の無線が入る。 グリップレベルは3がMAXで、レベル3の時にまた懸垂100回すると無線で「やりすぎだ、物事には限度がある」と呆れられる。当然レベルも上がらない。 バカ正直に懸垂100回するよりも上階から真下のエルードポイントに降りるエルード落下キャッチ10回の方が早いとは言ってやるなよ? ●泳ぎ 前作にも水中はあったが、泳がずに底を歩くものだった。本作で初めて泳ぎが実装。 前作同様に水中にいる間はライフゲージの下にO2ゲージが表示され、徐々に減少していく。 空になると続いてライフが減少するので息継ぎを忘れずに。 グリップゲージ同様にライフゲージがフルの際はO2ゲージの減少が少し遅くなる。 ●出血 敵からの攻撃を受け続けてライフが一定量を切ると出血状態になりライフが徐々に減少していく。 この状態で移動すると通った道に血痕が残り、それを敵に見られると血痕を辿られて発見される危険がある。 アイテムの止血剤を使用すれば出血を止められる。 また、しゃがみかホフクをしてその場から動かずにいると一定値までライフが徐々に回復する。 ●覗き込み ビハインド状態から身を乗り出して曲がり角の向こう側を覗く。 ビハインドカメラよりもさらに詳しく状況確認ができるが、身を乗り出しているので発見されやすくなる。 ●飛び出し撃ち ビハインド・覗き込みの状態から素早く飛び出して武器を構えられる。 銃撃戦が避けられない状況での撃つ・隠れるの動作をスムーズに行える。 ●ロッカー 前作ではただの飾りだったロッカーだが、本作ではロッカーを開閉できるようになった。 倒した敵の体をロッカーに入れて警戒されないようにしたり、逃走時にロッカーの中に入って追跡を回避したりといった用途がある。 また、銃撃戦の際に盾として使うことも可能。しかし過信は禁物。 無力化してロッカーに入れた敵は自力で出てくることはない。 場所によってはアイテムが入っていたり開けられないものもある。 ●敵の無線 前作までは発見されると即アラートになったが、本作では離れてから応援要請の無線をする。 応援要請される前に無力化することが出来ればアラートにはならない。 事前に無線機を撃って破壊しておけばそいつからは応援要請されることがなくなる。 また、一部のエリアには定時連絡をする敵がおり、そいつを倒した状態で放置すると異常を察知したHQが確認のための増援を送り込んでくる。 倒した定時連絡兵を発見すればその時の状況によって警戒フェイズへ移行する場合もある。 逆に発見できなかった場合は発見できなかった旨の無線を入れてから退散してしまう。この薄情者共め 無線機を破壊しておくと、無線を使用する際になぜか無線機を振る。それで直ると思ったのだろうか? ●ホールドアップ 敵の視界外から接近して武器を構えると敵の動きを止められる。 ホールドアップさせた状態で正面から急所へ武器を向けると敵がアイテムを出す。腰を振りながら。 これを利用することによって倒した敵からの強奪よりも多くのアイテムを入手できる。 ただし、ホールドアップさせていても武器を向け続けていないと隙を見て反撃しようとしてくる。敵の眼前で武器を外すのもNG。 本作のスペシャルアイテム解禁に関わるドッグタグはこれでなければ入手できない。 ホールドアップさせずにその敵から入手したかを確認する方法は3つ。 1.サーマルゴーグルを使う、奪っていなければ首元にタグが付いている。 2.双眼鏡等の主観索敵装備を使用、奪っている場合はそいつが持っているタグの名前が表示される(*1) 3.スペシャルメニューのドッグタグビュアーで確認 大抵の敵兵は急所に銃を向けるとお助けェ~!とか撃たないでェ~!という風に命乞いをしながら腰を振るのだが、 中には銃を向けられても撃つ気か?とか撃ってみろ。と、反抗的な態度を見せる強情兵もいる。 そんな強情兵に対しては、ソーコムピストルやM4カービン等殺傷力のある銃器で威嚇射撃をしてやると命乞いして腰を振る。M9やPSG1-Tのような非殺傷武器ではダメ。 RGB6やスティンガーミサイルでホールドアップさせれば強情兵だろうと一発で腰を振る。 ●雑誌 雷電、いいものを持ってるじゃないか。 いや、これは… なに、否定することはない。戦場でもそれくらいの心意気があってもいいと思うぞ。 … 使い方は…まぁ決まっているだろうが、それ以外にも使い方次第で敵の注意を引くことができるかもしれんな… プラント編から登場する禁断の陽動兵器。クレイモア地雷と同じく地面に設置して使う。 敵兵がこれを発見するとその場に座り込んで読み始めてしまう。この状態の敵は目の前に立っても発見されることがない。 目の前でホフクしようがローリングしようが問題なし。始末するなりホールドアップさせるなりお好きにどうぞ。 一度読まれた雑誌は再利用できない点には注意。 ●スペシャルアイテム 共通で『ステルス迷彩』と『デジタルカメラ』、タンカー編は『無限バンダナ』、プラント編は『無限ウィッグ』『ウィッグA』『ウィッグB』が入手可能。 ステルス迷彩は装備すると敵から一切視認されなくなり、プレイヤーからも半透明のクリアグリーンで表示される。アラート中や赤外線センサー相手には効果が無い点、敵兵にぶつかると装備が脱げて無効化してしまう点など注意箇所は多い。 デジタルカメラは、タンカー編で使用したものと同じく好きな場面で撮影が可能になる。撮影した写真はメモリーカードに保存される。なおE脚集配場B1FのLv.5部屋にあるので、一応クリアーせずとも手に入る。 無限バンダナ及び無限ウィッグは装備すると武器の弾薬が無限になる。但し弾数0発の武器は例外。前者はバンダナの紐が腰まで延び、後者は髪色が茶髪になる。 ウィッグAは髪色が青色になり、ウィッグBは髪色がオレンジ色になる。それぞれ水中の酸素消費が無くなる効果と、エルード中のグリップゲージが減らなくなる効果があるが、どちらも限定的な箇所でしか扱わないため空気。 「―――まさしく サンズ・オブ・メイデン 『冥殿の息子達』になるのだ!」 「そりゃないだろう」 BEFORE:METAL GEAR SOLID BEGINNING OF THE METAL GEAR SAGA ―SCENE(時代) NEXT:METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER SOLID SNAKE'S SAGA CONTINUES―SENSE(意志) NEXT:METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] HD版で久しぶりにやったけどデジタル、ネットの普及の問題点を見事に先取りしてたな。 -- 名無しさん (2013-12-07 13 50 31) 最高難易度でやったとき、レイ戦で詰んだ。 -- 名無しさん (2014-04-08 01 16 15) ソリダスは確か「恐るべき〜」とは別の計画で完全なクローンとして誕生したのでは? -- 名無しさん (2014-05-04 07 10 18) ↑ この作品内では、「恐るべき子供達計画の最高傑作」と大統領が説明し、後の4では「あれは別路線で作った完全なクローン」と語られた次第。 -- 名無しさん (2014-05-04 07 23 22) ↑2 一応ネタバレなんでステルスで追記しときました -- 名無しさん (2014-05-04 09 44 18) フォーチュン戦とオチにがっかり。あぁいう「絶対に勝てない敵」はゲームに出すと吟遊詩人っぽくなって嫌だ。 -- 名無しさん (2014-11-09 20 43 42) このゲーム、恐るべきことにプレイヤーに達成感を絶対与えないように出来てるからな。よく考えたもんだよ -- 名無しさん (2015-01-13 10 36 05) エマのところ、CVが誤字ってる。 正しくは山本真里安 -- 名無しさん (2015-09-06 11 50 29) 「あらゆる情報がろ過されないまま蓄積されていく」「それぞれに都合の良い真実に閉じこもる」。恐ろしいくらい異常なネット社会の現状を捉えててこれを2001年に考えてたってのが改めて凄い -- 名無しさん (2016-04-05 18 40 59) ↑1:2001年よりも今だからこそ実感出来るテーマよな・・・。↑3:プラント編自体が「演習」でしかなかった事も関係してるのかしら? -- 名無しさん (2016-12-02 20 39 13) 「色んな事を語り伝える為」に生み出されたゲームという仕上がりになっているのが良い。EDの大塚さんの言葉は人生の名言になる -- 名無しさん (2020-11-19 01 23 20) スn…プリスキンが雷電に「誰彼構わず銃を向けるもんじゃない、若いの」と言うムービーを見た後にMGSツインスネークのベイカー救出時に「すまん、ド忘れした」に対してギャグみたいなオーバーリアクションして銃口向けてるのを見ると彼も荒んでたんだなって -- 名無しさん (2020-12-06 11 20 30) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/clanfaf/pages/41.html
METAL GEAR SOLID 4 プレイ動画 性欲をもてあますボディーチェック なにやら再生回数がいつの間にか1万越えていました。 どうしてこんなに再生されているんだろう?一番適当に作ったのに。 調べてみるとこのような感じでした↓ (2011/01/09 現在) この動画にたどり着いた経緯がうかがえます・・・。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30403.html
登録日:2014/11/10 (月曜日) 00 15 00 更新日:2024/07/27 Sat 19 42 26 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 2014年 Fox Engine KONAMI MGS MGSV PS3 PS4 Steam XOF Xbox 360 Xbox One Xbox360 XboxOne オープンワールド←の練習台 グアンタナモ基地 ゲーム コナミ ビッグボス メタルギア メタルギアシリーズ メタルギアソリッド 体験版 勝利への惨禍 勝利への賛歌 惨禍の始まり 有料β版 本編はファントムペインで、 衝撃のラスト 鬱展開 平和(ピース)が終わる、V(ブイ)が目覚める A HIDEO KOJIMA GAMES METAL GEAR SOLID V(ファイブ) GROUND(グラウンド) ZEROES(ゼロズ) TACTICAL ESPIONAGE OPERATIONS METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROES(メタルギアソリッドV グラウンドゼロズ)とは、 2014年にPS3/PS4/Xbox360/XboxOneおよびPC(Steam)で発売された潜入アクションゲーム。 METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN(メタルギアソリッドV ファントムペイン)の序章にあたる作品。 発売元はお馴染みコナミデジタルエンタテインメントで、制作はこちらもお馴染み小島秀夫氏率いる小島プロダクション。 概要 メタルギアソリッド正当シリーズの第5作目(実際は間にPWがあるため6作目) コジプロ独自のゲーム開発エンジンである「Fox Engine」を使用して制作された、初のゲームタイトルである。 その恩恵かグラフィックはMGS4から大幅に進歩しており、すべての面で非常に高いクオリティを実現した。 特に小島監督曰く「レンズフレア」表現にはかなりこだわったらしく、 実際ゲーム中でも光がこちらに向くとしつこいくらいレンズフレアを起こしまくる。 当初はMGS5グラウンドゼロズというMGSシリーズ新作と、ファントムペインという全く無関係の完全新作ゲームとして別々に発表され、 その後それらを合わせたメタルギアソリッドVという一つの作品であることが明かされた。 しかしさらにその後、序章であるグラウンドゼロズだけを先行販売することになった。 要はMGS2のタンカー編やMGS3のバーチャスミッションが別売りになっていると思えば良い。 そのため、本編であるファントムペインには本作は収録されない。 ゲームシステム MGSVはオープンワールドをゲームデザインの要としているが、 本作GZはあくまで序章であるためオープンワールドというにはかなり狭い空間を舞台にしている。 それでも一つの基地全体がシームレスでつながっているため充分広いのだが・・・ これは、従来のメタルギアユーザーがオープンワールド的ゲーム性に馴染むための練習になるからと説明されている。 実際、ファントムペインのフィールドの広さは本作の200倍という文字通りケタ違いの面積を誇る。 発売前に4Gamerのライターも言及していたが、これまでのシリーズと比較しても難易度が高く、 潜入の緊張感は歴代シリーズ随一である。 オープンワールド化したことで、これまで以上に全方位に気を配る必要があるため、難易度NORMALでも充分難しい。 小島ステーション(コジプロで配信している公式番組)によれば、今作で届けられたユーザーからの要望や不満点等をフィードバックし、 本編のクオリティを高めるとのこと。 アクション面ではMGS4やMGSPW等をある程度踏襲しつつ大幅なアレンジが加えられている。 追加されたアクションによってか、スネークの身体能力が歴代トップクラスに強化されている。 追加・仕様変更されたアクション・要素 ●ダッシュ 全力疾走。 徒歩時は最も移動スピードが速く、無制限に行える。しかしダッシュ中は発見されやすくなる。 サイボーグ忍者や雷電は通常のダッシュよりも移動速度が速く、体当りした敵を地面に倒すニンジャランが使用可能。 ●跳び込み ローリングに代わって実装。操作説明では緊急回避と表記されている。 前方へ跳び込んでそのままホフクに移行する。ボタンを先行入力しておけば即座に立ち上がることも可能。 TPPではスティック入力に関係なくホフクに移行する。 ●リフレックスモード 発見されていない状態で敵に発見されると一定時間スローモーションになる。 このスロー中に武器を構えるとこちらを発見した敵の方向へ自動で向き直る。 また、スロー中に発見者を無力化できれば他の敵に気づかれて戦闘態勢に移行されることはない。 リフレックスモードを使用するかはオプションで設定ができる。 ミッション中に一度もリフレックスモードを発動しなければノーリフレックスのボーナススコアが加算される。 ●双眼鏡・マーキング 以前までは装備から選択する形式だった双眼鏡がワンボタンで使用可能になった。 また、敵を中央に捉え続けるとマーキングが可能。マーキングの効果はミッション中永続する。 マーキングすると敵との距離が表示されるようになり、遮蔽物の向こう側に行ってしまっても動き等の状況が分かるようになる。 敵だけでなく固定武器や監視カメラもマーキング可能。 ●壁叩き廃止・空マガジン シリーズ恒例のアクションである壁叩きが廃止となってしまった。 その代わりか、空マガジンが所持数無限になっている。 また、マガジンはリフレックスモード発動中に発見者へぶつけると一発で気絶させられる上、監視カメラも破壊可能になるという強化がされた。 ストーリー 前作MGSPWから数か月後の1975年3月。 ビッグボス率いるMSF(国境なき軍隊)の戦力は、核兵器を保有するほど強大なものとなっていた。 ある日彼らのもとに、PW事件で死亡していたと思われていたパスが生存しているという情報が届く。 彼女は現在、キューバ南端の米軍基地「キャンプオメガ」で尋問を受けているという。 パスの口からMSFの情報が漏れることを危惧した副司令官ミラーは、ビッグボスにパス救出を進言。 そんな中、MSFに対し国際原子力機関「IAEA」から核査察の申し入れが届いた。 国籍もなくNPT(核拡散防止条約)にも加盟していない「国境なき軍隊」を、 理事会の承認も無しに査察しようとするIAEAの意図をはかりかねるビッグボスだったが、 メタルギアZEKE開発主任のヒューイ(エメリッヒ博士)が独断で査察を受け入れてしまう。 やむなくパスの救出は後回しにして査察の受け入れ体制を進めるが、 パスの件を知ったMSFの少年兵チコが単身で救出に乗り出し捕えられてしまう。 MSFの内情をよく知るチコから情報が露見することを危険視したビッグボスは、 IAEAの対応をヒューイ達に任せてパスとチコを救出するためにキューバへと向かった。 この事件が、彼等の運命を大きく揺るがす惨禍の発端だった。 登場人物 スネーク(ビッグボス) CV 大塚明夫 ご存知伝説を超えた神話的な兵士。MSF(国境なき軍隊)総司令官。だけど相変わらず現場に駆り出される。 齢40を迎えてるけどその身体能力は衰えを見せない。どころかますますパワーアップしている。 PWの一件以降バンダナを付けなくなった。 英語版の声優が変更され物議を醸したらしいが、日本では変わらず大塚明夫氏がCVを務めている。 カズヒラ・ミラー CV 杉田智和 MSF副司令官にしてボスの相棒。利用してたくせにパスのことはかなり嫌っている。 (ただし「君の本心はどっちなんだ」という様な台詞もあり、本人も複雑な心境であったと思われる。) MSF壊滅時にパスに突っかかっていたが、原因の一部はコイツにもある。 本作の無線担当で基本的にはシリアス。ただしおまけミッションでは相変わらずのフリーダム杉田。 「ときメモが好きなようだな・・・・・・俺もだ!」 リカルド・チコ・バレンシアノ・リブレ CV 井上喜久子 MSFの幼い戦士。独断専行してキャンプオメガに捕らえられ拷問を受ける。 本作でやたら長くて格好いい名前が判明した。 パス・オルテガ・アンドラーデ(パシフィカ・オーシャン) CV 水樹奈々 やっぱり生きてた諜報員。 PWでスネークに敗北した後、海を漂流し漁船に救助されていたらしい。 その後キャンプオメガに搬送されチコとともに拷問を受ける。 丸坊主にされたり、またレ○プされたりとただでさえ散々なのに終盤でもっと酷い目に合うことに・・・ ヒューイ(エメリッヒ博士) CV 田中秀幸 PWで仲間に加わった科学者にして、メタルギアZEKEの開発者。 今回どうにも色々怪しい。意図的であるにせよ無いにせよ、本作の大戦犯の一人(もう一人はカズ)。 スカルフェイス CV 土師孝也 謎の組織XOFを率いる指揮官。 大型兵器の大半と一部の人材が陸に移された上にビッグボス不在という隙をつき、マザーベースを強襲した。 アマンダ MSFの協力者にして、サンディニスタの司令官。ニカラグアに帰国していたため未登場。 セシール・コジマ・カミナンデス こちらも直接の登場は無いが、スネークとカズが話題に挙げている。 民間人であるため、査察対策で帰国しており難を逃れた。 PWの事件が1974年11月であるため約4か月間もマザーベースに居座っていたことになる。 ストレンジラブ ピースウォーカーの開発者でこちらも名前だけ登場。 メタルギアZEKEの共同開発が一段落したのでマザーベースから出て行ったらしい。 諜報員 CV ???? サイドオプスに登場するマザーベーススタッフ。 MSF、ひいては世界観の根幹に関わる最重要人物。いや、それを超える存在である。 「スネーク・・・完璧やんか!」 メディック CV 大塚明夫 終盤で登場した衛生兵。モブキャラなのに声がスネーク。 実はスネークより年上らしい。 モルフォ 支援ヘリのオペレーター。 基本的に捕虜やミッション終了後のスネークを回収するのが任務であるが 支援攻撃をしたり、無力化した兵士を回収させる事も可能。 ミッションによっては例え撃墜されても予備のモルフォを呼び出すことも可能。 雷電 「ジャメヴ・ミッション」で登場する、未来からやってきたサイボーグ。 キャンプオメガの海兵隊員に化けた「スナッチャー」を退治する任務を任される。 なぜか見返りとしてスネークが集めた「XOFの部隊章」を要求している。 今回は刀は使わない。そして声もスネークの声を加工したもの。 用語 キャンプオメガ 今回スネークが潜入する米軍基地。 設定、外観ともにモデルはグァンタナモ基地。というかまんまである。 歴史的に微妙な立ち位置にあり、捕虜への拷問が日常的に行われている「キューバの中のアメリカ」 そこら辺の詳細はグァンタナモ基地でググるとわかりやすい。 パスとチコ以外にも多数の捕虜を収容しており、際限のない拷問が加えられている。 IAEA 国連傘下の核査察機関。 カズが理事会に問い合わせたところ、MSF査察が議題に上った記録は存在しないという。 MSF(国境なき軍隊) ビッグボスが立ち上げた民間軍事団体でカリブ海沖のプラント「マザーベース」を本拠とする。 国連IAEAの核査察に備え、メタルギアを始めとする戦力の大半を陸または海底に移すが・・・ XOF 謎の組織。キャンプオメガからスネークと入れ違いで飛び立ち、マザーベースを攻撃した。 CIPHER ゼロと呼ばれる指導者によって運営される非政府諜報機関。 愛国者達の下部組織、若しくはそのものと推測されている。 余談 本作のSteam版では自由にMODを入れることが可能なため、カズヒラやチコ、パスを操作して遊ぶことも可能。 ただしモーションや骨格が正式に用意されていないので微妙に動きがおかしい。 そこら辺を飛んでるカラスをカズヒラにしたMODも存在するらしい… Here’s to you, Nicola and Bart Rest forever here in our hearts The last and final moment is yours That agony is your triumph 追記修正はHere’s to youを歌えるようになってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- あなたは、ずっと昏睡状態だったのです。 ええ、どのくらい昏睡状態だったか、知りたいですよね? そう、あなたは・・・ 9年間眠っていたのです。 METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 一応前作のヒロインであるパスがお腹くぱあされてたのはマジでキツかったな ピースウォーカーと雰囲いすぎて戸惑ったわ -- 名無しさん (2014-11-10 01 03 31) アウターヘブンに繋がるためとはいえあの和気あいあいとしてたマザーベースぶっ壊されたのは悲しかった -- 名無しさん (2014-11-10 01 34 38) ビッグボスを小奇麗にしたまま、どうにか初代メタルギアに繋げようとしている感じが凄くしてなんだかなぁと -- 名無しさん (2014-11-10 05 49 16) ホント、たま~にやり直すけどリフレックスOFFにできんわ。配置はだいたい覚えてるんだけどその後の行動パターンとかはまだ全然だから、どうしても見つかってしまう… -- 名無しさん (2014-11-10 07 44 43) ↑2:ビックボスが非情さを見せるのはファントム・ペインからだと思う。パニッッシュと同一人物とするならなおさら。 -- 名無しさん (2014-11-10 22 37 06) ムービー見たくてやり直したけど、最期のヘリの中でのヒューイの通信、本当に本人なんだろうか?なんか無感情な喋りに聞こえて、本人かどうか疑ってしまう。 -- 名無しさん (2015-03-15 22 42 33) MGS3からだったとはいえビッグボスが段々闇抱えていく過程を見るのは辛い、ファントムペインはようやりたい -- 名無しさん (2015-06-10 14 40 19) tppが微妙だったというか何というか・・・gzは何だかんだまとまってて面白かったなぁ -- 名無しさん (2015-09-28 23 24 24) TPPで慣れたしGZもいけるだろうとやり直すとまあ難しいこと。せめてフルトンを…。 -- 名無しさん (2015-10-21 11 35 29) 戦犯ならチコも相当なものかと。なんでわざわざ査察直前に飛び出して取っ捕まるかなぁ… -- 名無しさん (2015-10-21 12 53 43) マザーベースでボスがモルフォに乗る前に一人だけMSF兵が乗ってて爆発前のムービーにも映ってて生存率的にはフル装備で奥のほうにいて高そうなのに運び込まれた病院のシーンでも気にも止められないし話に上がらないんだよね -- 名無しさん (2015-10-29 18 19 30) ↑墜落したから生存率とか関係無いんじゃないかな。ヴェノムなんて人間かどうかってレベルだったわけだし -- 名無しさん (2015-10-29 19 52 42) もうちょっとカズをフォローして上げたほうが・・・ -- 名無しさん (2015-10-31 02 34 18) ↑カズ本人の項目もアンチ項目ばりの酷評が並んでる。ビジネス重視の行動、思考が嫌いな人が多いのかも。MSF拡大のため、ボスに隠れて、独断で動いていたことも、非難される要因だろう -- 名無しさん (2015-10-31 08 27 15) アンチではないけど、今作のカズの描かれ方は魅力的に感じなかったな、掘り下げ不足というか。なんていうか異常に疑り深い融通の利かない人にしか見えない感じになってしまった気がする -- 名無しさん (2015-11-01 15 53 55) ↑5TPP本編の「惨劇の生存者」の一人かもしれない。 -- 名無しさん (2015-11-03 07 02 38) ↑↑ケミカルバーガーのキメ過ぎでおかしくなってる -- 名無しさん (2015-11-14 04 19 24) クリアーできずに最終手段で敵の装甲車奪って殲滅戦したのはいい思い出。 -- 名無しさん (2018-09-03 19 27 04) 敵を1匹ずつ捕まえて崖から捨てればくっそ時間はかかるがノーキルで基地殲滅できる 最後の一人まで片付けると、CQで指示出してたやつは出てこないまま沈黙する -- 名無しさん (2022-11-07 17 53 42) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/amaterasu/pages/121.html
METAL GEAR SOLIDシリーズと魔法先生ネギま!のクロスオーバー。 キャラ紹介はこちら http //www30.atwiki.jp/otukat/pages/1.html Episode 0「プロローグ」 Episode 1「眠っていた赤狐」 Episode 1「眠っていた赤狐」Part2 Episode 1「眠っていた赤狐」part3
https://w.atwiki.jp/mgspwgameswiki/pages/2.html
ガイド トップページ 基本情報 よくある質問 システム ストーリー 攻略情報 MAIN OPS EXTRA OPS ボス攻略 クリア特典 MOTHER-BASE OUTER OPS METAL GEAR DEVELOP WEAPON ハンドガン ショットガン アサルトライフル サブマシンガン スナイパーライフル マシンガン ミサイル 投擲武器 設置武器 近接武器 ITEM 回復アイテム 装備品 レーダー MECHA 装甲車 戦車 戦闘ヘリ OTHERS キーアイテム 弾薬 ユニフォーム その他 パスコード 小ネタ 裏技 リンク メタルギアソリッドV-THE PHANTOM PAIN-@Wiki メタルギアソリッドV-GROUND ZEROS-@Wiki 更新履歴 取得中です。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1281.html
METAL GEAR SOLID 2 SNAKE TALES(英語版追加ミッション) ・SNAKE TALES(途中まで):part24-276~278,280,297 ・SNAKE TALES(最後まで):part44-135~142,188~194,part43-547~551 276 :MGS2 Snake Tales~A Wrong Doing~:2006/08/17(木) 21 30 50 ID 2pt0I5q10 数年前に起きたNY湾で起きた石油流出事故。 史上最悪級の海洋汚染になるかと思われたこの事件も、 大型海洋除染施設、通称「BIG SHELL」すばやく建設されたことにより、最悪の事態は回避された。 いまやBIG SHELLは環境保護のシンボルのなっていた。 「そのBIG SHELLが武装グループに占拠され、視察しに来ていた大統領たちが人質に取られたのが今からちょうど6時間前だ。」 スネークは大佐の説明を思い返す。 「テロリストたちは大統領たちの身柄と引き換えに、連邦政府に現金30億ドルを要求してきた。 君に依頼する任務は2つだ。大統領たちと施設職員ら人質を救出すること。そしてテロリスト達を武装解除することだ そのためにはあらゆる手段を用いてかまわない。」 海中からBIG SHELLを支えるA脚の基部へと侵入することに成功したスネークは大佐に連絡を入れた。 「こちらスネーク。大佐、侵入に成功した。」 「スネーク。テロリスト達の手を逃れたシークレットサービスのリチャード・エイムズに接触してくれ。 今回の事件も彼の通報によって発覚したのだ。君を指名したのも彼だ。」 「俺を指名した?わかった。で、エイムズはどこにいる?」 「F脚にある倉庫だ。くれぐれも敵に見つからないようにしてくれ」 「わかった」 大佐との通信を終えたスネークはすばやくF脚へと向かった。F脚内の倉庫のひとつにエイムズは隠れていた。 「あんたがエイムズか」 「そうだ。君がソリッド・スネークだな。噂どおりの男のようだ。2年前の活躍も聞いている」 「・・・・」 スネークの脳裏に苦い記憶が甦る。 2年前、占拠されたタンカーを奪還するよう依頼されたスネークは、見事テロリスト達を制圧し、タンカーを奪還することに成功した。 しかし、テロリスト達の正体は年端もいかない少年兵だったのだ。 「・・・大統領たちは?」 「Shell 1中央棟の集会場に全員いるはずだ。」 「テロリスト達について何か情報をもってないか?」 「・・・テロリスト達のリーダーはあのファットマンだ」 「何!?あのファットマンだと!?」 ファットマン、爆弾王を自称する、世界的なテロリスト。思想も信条もなく、ただ金のためだけにテロを繰り返す最低の男。 3年前、教会を爆破し、多数の人を殺傷した罪により逮捕されたが、裁判の結果、無罪となったのだ。 彼自身、そして彼を利用しようとするものが多額の弁護費用を支払い、優秀な弁護団を結成したのだ。 法の正義は金で買われてしまったのだった。 「これを使えば中央棟に入ることができるはずだ。それとこれを。」 エイムズはセキュリティパスカードとUSP自動拳銃を手渡した。スネークは鎮圧用のベレッタ改造麻酔拳銃しか持ち込んでいなかった。 「ファットマンは非常に危険な奴だ。必ず殺せ。」 エイムズが鋭い目つきでスネークの目を見据えながら言った。 スネークは倉庫の外へ出た。背後で扉がロックされる音が聞こえた。 Shell 1中央棟へ侵入しようとしたとき、大佐から通信が入った。 「スネーク、たったいま人質にされているシークレットサービスの1人から連絡が入った。ジェニファーという女性らしい。 携帯電話のメール機能を使っているようだ。ただ目隠しをされ、後ろ手に縛られている状態らしく、こちらから連絡を取れない。 スネーク、彼女に接触してくれ。彼女はメールを打っているから電子音が目印になるはずだ。」 Shell 1中央棟B1Fにある集会場へと侵入したスネーク。パーティーが行われる予定だったのだろう、 広い会場内にはいくつものテーブルが置いてあった。そのテーブルにもたれかかる様に何人もの人質が目隠しをされ、拘束されていた。 見張りは1人。だが頻繁に定時連絡を行っており、排除することは出来ない。 見つからないように、慎重に耳を澄まして電子音を聞きとるスネーク。 しばらくしてそれらしき女性を見つけるスネーク。 「君がジェニファーか?」 驚いたのか顔を上げるジェニファー。彼女の目隠しを外すスネーク。 「大統領は?」 「大統領なら真っ先に脱出したわ。探査用の潜水艇を使ったの。私たち優秀でしょ?」 「馬鹿な・・エイムズは何も言っていなかったぞ。」 「?彼はまだ捕まっていないの?変ね、大統領を脱出させるのを提案したのは彼よ?」 「・・・大統領が無事なら、君たちをここから脱出させよう。」 「だめよ」「なぜだ?」 277 :MGS2 Snake Tales~A Wrong Doing~:2006/08/17(木) 22 07 48 ID 2pt0I5q10 「爆弾が仕掛けられているらしいの。私たちが逃げ出そうとしたら爆破するって。」 「・・・そちらを先に処理したほうがよさそうだな。爆弾はどこに?」 「この中央棟のどこか・・・みたいな口ぶりだったけど・・。」 「わかった」 見張りが仲間と連絡をとっている。どうやら警備を強化しようとしているらしい。長居はできそうにない。 スネークはジェニファーに再び目隠しをつけると必ず助けると言い残し、集会場を脱出するのだった。 中央棟B2F、電算室のあるフロアに侵入したスネーク。施設の占拠に必要な場所でないに関わらず、警戒が厳重である。 厳重な警戒の一瞬の隙を突き、瞬く間に電算室を制圧するスネーク。 部屋の中央に大型のC4爆弾が仕掛けられていた。これほどの量なら、中央棟倒壊とまではいかないが、上階の人質は無事ではすまないだろう。 C4爆弾の起爆装置を解除し、爆弾を無力化することに成功したスネーク。 「こちらスネーク。大佐、爆弾の解除に成功した。」 「よくやったスネーク。だがあれだけの人質を一度に脱出させることは難しい。先にテロリスト達を制圧したほうがいいだろう。」 エイムズの話によればファットマンはE脚にあるヘリポートから指揮を取っているらしい。 USPのグリップを握り、エイムズの言葉を思い出す。-必ず殺せ E脚へと向かったスネーク。指揮所があるだけに内部の集配所内の警戒は厳重だったがベルトコンベアの音と薄暗い照明、 そして運ばれていく荷物によるいくつもの死角を利用してスネークはヘリポートへの扉へと向かった。 ヘリポートにはいくつもの大型コンテナが置かれていた。 そのコンテナの陰から巨大な影現れた。ボムブラストスーツに身を包んだ大男、ファットマンだ。エイムズの情報は正しかった。 ファットマンが巨体とは不釣合いな細い指でスネークを指差し叫ぶ。 「大統領はどこだ!?」 「お前の手の届かないところだ。」 「そう思うのはお前の勝手だ。」 ファットマンが手に持った何かをスネークに向かって突き出す。 「爆弾の無線式起爆装置だ。大統領を出さなければ人質の命はない。」 「やってみろ。」 不敵な笑みを浮かべ、スイッチを押すファットマン。しかし何の反応もない。 何度も中央棟のほうを見かえし、スイッチを連打するファットマン。 「悪いな、お前のおもちゃはさっき壊した。」 「きさまァッ!?」 起爆装置を地面にたたきつけ、叫び散らすファットマン。 「クソッ!エイムズの奴め!大統領を人質に出来るというから奴の計画にのってやったのに!!」 「なんだと?」 「こうなりゃ貴様をブッ殺して人質どもだけで計画続行だ!!」 コンテナの陰に隠れるファットマン。ローラーブレードを装着しているため巨体のわりに動きがすばやい。 よく見ればコンテナの影にいくつもの爆弾が仕掛けられている。 「その爆弾は時限式だ!無事に解除できるかァァッ!?」 マシンピストルを乱射しながら走り回るファットマン。 拳銃を抜き、狙いを定めるスネーク。 引き金を振り絞る。 そして- 278 :MGS2 Snake Tales~A Wrong Doing~:2006/08/17(木) 22 10 31 ID 2pt0I5q10 原文 「お前の手の届かないところだ。」 「そう思うのはお前の勝手だ。」 訂正 「お前の手の届かないところだ。」 「嘘は為にならんぞ」 「そう思うのはお前の勝手だ。」 280 :MGS2 Snake Tales~A Wrong Doing~:2006/08/17(木) 23 50 34 ID 2pt0I5q10 ファットマン殺害 ファットマンは倒れた。ボムブラストスーツが血で染まっていく。 ファットマンに近寄り、死んだのかどうか確かめるスネーク。 その時背後の階段をジェニファーが駆け上ってきた。 SEAL10が突入し、テロリスト達を制圧したのだ。 「・・・死んだの?」 「そのようだ」 ファットマンの死体から目をそらすジェニファー。 大佐から無線が入った。 「ご苦労だったスネーク大統領も無事、沿岸警備隊に保護された。 少し混乱しているようだが怪我などはしていないそうだ。 ところでさっきからエイムズに連絡を入れているが応答がない。 突入したSEAL10もそれらしき人物は見ていないようだ。」 スネークはファットマンの言葉が引っかかっていた。 エイムズの計画-どういうことだ。 ジェニファーが呟く。 「エイムズは・・・2年前の爆弾テロで妹さんを亡くしているの。そうファットマンが逮捕されたあの事件で・・・。」 スネークはその時全てを理解した。 この事件の真の首謀者、それはエイムズ。 しかしその目的は金ではなく、ファットマンへの復讐。 司法ですら裁くことが出来ず、警戒心の強いファットマンへ直接復讐できないが為にこの事件を仕組んだのだ。 そしてこの困難な状況下でファットマンを確実に殺害できる人物として自分は選ばれたのだ。 事件の後、エイムズの姿を見たものは一人も居らず、今なおその行方は知れないままである。 END ファットマン気絶 ファットマンは倒れた。銃を構えたままファットマンに近寄るスネーク。 一見死んでいるかのように見えたが、かすかに上下する胸と、時折聞こえるうめき声が生きていることを証明した。 「なぜ殺さなかった」 「!!」 銃を構え、突然スネークの背後に現れたエイムズ。 「ファットマンはこの事件がお前が仕組んだといっていたぞ。どういうことだ?」 「そうだ。すべて私が仕組んだことだ。こいつに復讐するために・・・!」 「・・・なんだと?」 「2年前の教会爆破テロ・・・。私の妹も殺されたのだ・・・この男にな! だが司法はこいつを裁くことが出来なかった。金で雇われた連中に屈したんだ。」 「それで大統領をエサにファットマンをおびき出して、俺に殺させようとした訳か。」 「そういうことだ。そこを退け。その男を殺さないと永遠に悲劇は続く!」 ガァァン!銃声が響いた。 エイムズの銃は吹き飛ばされていた。 エイムズの銃に向けて発砲したのはジェニファーだった。SEAL10が突入し、テロリスト達は制圧したのだ。 「そんなの間違っている・・・。あなたの妹は復讐なんて望んでないはずよ・・・」 「なら・・・私はどうすればいんだ・・・」 力なくその場に崩れるエイムズ。 「分からない・・・でも、復讐なんて間違ったことよ・・・」 スネークはただ、二人を見ていることしか出来なかったのだった END (爆弾未処理による分岐もあるけど割愛) 次回「Big Shell Evil」 297 :MGS2 Snake Tales~Big Shell Evil~:2006/08/20(日) 02 36 12 ID wcuM1eE+0 「スネーク、実は頼みがあるんだ。」 「断る。」 長い間姿を見せなかったオタコンが突然スネークの元を訪れた。 「レアなものだかなんだか知らんが、分けのわからん物のために全米中を駈けずりまわるのはもう・・・」 「違うよスネーク!!真面目な話なんだ。」 そういってオタコンは真面目な顔で話し始めた。聞けば彼の生き別れになった義理の妹が見つかったという。 今彼女はBig Shellでシステムプログラマとして働いているらしい。 「ん?Big Shellと言えば・・・。」 「そうだよ。君も聞いたことはあるだろ?」 Big Shellでは奇妙な事件が続いているという噂である。 連続殺人、集団うつ病、挙句の果てにはBig Shellには悪魔がすんでいるという。 いまやBig Shellは環境保護のシンボルではなく、タブロイド紙のネタ供給源になっていた。 「で、なんでそんなこと俺に話すんだ。警察にでも頼めばいいだろ。」 「警察はかまってくれないよ。」 「俺ならかまうとでも!?」 「いや違うよ。今犯罪組織どうしの抗争が激化してるだろ?警察はそっちに忙しくて僕らの相手なんかしてくれないよ。」 「なら自分で行ったらどうなんだ。」 「何か悪い予感がするんだ。スネーク頼むよ。」 「嫌だ!」 「お願いだって。君しかいないんだよ。」 「絶対嫌だ!!」 6時間後、スネークはBig Shellのヘリポートに立っていた。 彼が見たのはBig Shellが武装した集団に占拠されていくところだった。 (続く) 135 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES):2009/02/20(金) 23 00 56 ID fXlclTXF0 舞台・登場人物等はMGS2(一部MGS)参照。 ただスネークテイルズのほとんどはMGS2本編と同時には成立しません。 テキトーなパラレルくらいに思っとくのが吉だと思います。 あと途中でストーリー分岐します(一つだけ分岐ないのもあるけど) 分岐の個所は文頭に → で表記。多分最多で4パターン。 一応全て網羅したと思う……けど、もしかしたらどっか抜けてるかも。 各タイトルの頭文字を並べるとABCDEになるのは小ネタと言うか むしろ小ネタにもならないほど一目瞭然。 136 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・A):2009/02/20(金) 23 02 23 ID fXlclTXF0 【A Wrongdoing】 海洋除染施設『ビッグ・シェル』がテロリストに占拠された。 彼らは視察に訪れていた大統領と施設の職員を人質に、政府に対して 現金30億ドル他様々な要求を突きつけている。 スネークの任務は大統領含む人質の救出と、テロリストの武装解除。 キャンベルは「内部協力者と共に事態の収拾に当たってくれ」と言う。 シークレットサービスの一人、リチャード・エイムズがテロリストの手を逃れ 出動を要請してきたらしい。現在は連絡が取れない彼と接触するために 最後の連絡があったF脚へと向かう。 倉庫の一角でエイムズと接触。名乗る前にスネークの名を呼んだエイムズは 来るのは君だと思っていた、と言う。しかし大統領の居場所や他の人質達の 居場所など、肝心な情報については全て「わからない」と答える。 「役に立つ協力者だ」というスネークの皮肉を無視し、エイムズはテロリストの リーダーを見たと告げる。爆弾王ファットマン。思想も信条も持たず、金次第で 誰の味方にでもつくプロの犯罪者。しかし彼は三年前に教会を爆破した罪で 逮捕されたはずだった。ファットマンのその後をエイムズが語る。 彼は無罪になった。人殺しで得たスポンサーと金とで自由を買ったんだと。 「あの時正統な裁きが与えられていれば、この事件は無かった」 そう吐き捨てたエイムズは、ファットマンはE脚屋上のヘリポートに居ると言い 奴を無傷で拘束しようなどとは思わないほうが良い、と言う。 「必ず、殺すんだ」 しばらくここに隠れている、と言うエイムズから爆弾センサーやら武器やら色々 受け取って部屋を出ると、キャンベルから人質の居場所がわかったという無線。 シェル1中央棟のB1階。そこで人質になっているシークレットサービスの一人、 ジェニファーが携帯電話でメールを送ってきているらしい。ファットマンの始末と 人質救出のどちらを優先するかはスネークに任せると言う。 137 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・A):2009/02/20(金) 23 03 02 ID fXlclTXF0 →ヘリポート・ファットマンの所に直行 スネークを見るなり「貴様が例の男だろう?大統領を渡せ!」と意味不明な事を 口走るファットマン。彼は爆弾の無線起爆装置を手にし、大統領を渡さなければ 人質の命はないと言い、言葉どおり人質もろともシェル1中央棟を爆破する。 →ファットマンを殺す キャンベルから大統領が沿岸警備隊に救出されたと連絡が入る。彼は既に 小型艇で脱出していたらしい。更に先ほどビッグ・シェルにSEALSが突入し 残るテロリストの制圧と爆破された中央棟からの人質救出を試みている事、 そしてエイムズの行方がわからないことを告げられる。 →ファットマンを気絶させる 「なぜ殺さない?」言葉と共にエイムズが現れる。君がやらないなら、と エイムズは自ら握った銃で気絶したままのファットマンを射殺。 仲間の仇打ちなら俺も撃ったほうがいいんじゃないのか、と言うスネーク。 だがエイムズは「そうかもしれんな」と言うだけで銃を下ろす。 キャンベルから無線連絡(内容はファットマンを殺した場合と一緒) エイムズの行方を尋ねられて振り返るが、そこにはもう誰もいない。 ※要はヘリポートに直行した時点で人質全滅&真相の「し」の字も出てこない しょんぼりEDに決定って事です。 138 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・A):2009/02/20(金) 23 03 59 ID fXlclTXF0 →人質救出のため中央棟に向かう シェル1中央棟B1。集会場に20人以上の人質が拘束されていた。その中から ジェニファーを見つけ出し、接触に成功するスネーク。彼女から大統領が既に シークレットサービスの一人に連れ出され、脱出している事を知らされる。 ならば人質の救出が最優先になるが、ジェニファーはこの中央棟のどこかに 爆弾が仕掛けられているらしい、と言う。その爆弾を先に処理する事にして どこ触ってるの!とか怒られながら彼女の上着からセキュリティカードを入手。 B2階に仕掛けられていた爆弾を冷却処理した後、キャンベルに連絡を入れる。 20人以上を救出するよりはテロリストを制圧した方が速い、とヘリポートへ。 ファットマンは例によって、大統領を渡さなければ人質の命はない、と言い 起爆装置のスイッチを押すが、既に冷却処理された爆弾は全く反応しない。 そうと知ったファットマンは何故かエイムズを罵る「高い金取ってオッサン一人 捕まえられんのか!?だから素人と組むのは嫌だったんだ!」 →ファットマンを殺す スネークはキャンベルを呼び出す。大統領が無事保護された事、SEALSが ビッグ・シェルに突入してテロリストの制圧を行っている事などを聞く。だが ファットマンの言葉が気にかかるスネーク。そこへジェニファーが現れる。 エイムズへの疑惑を話すが、彼女はそれを否定。大統領を逃がしたのは エイムズだし、何よりも “三年前に爆弾テロで妹を喪った” 彼が、テロに 協力するはずがないと。ファットマンがエイムズにとって妹の仇だった事と 自分がその復讐のための殺し屋として選ばれた事を悟るスネーク。 その後のエイムズの行方は、杳として知れない。 →ファットマンを気絶させる 現れたエイムズにスネークは問う。なぜ大統領を逃がしたか。そしてなぜ 大統領が脱出している事を会った時に言わなかったのか。ジェニファーが 現れ、スネークがエイムズを疑っている事を知って彼を擁護するが、その 言葉(殺した場合参照)から逆にエイムズの真意を悟るスネーク。 エイムズがファットマンに銃口を向けるが、ジェニファーが銃を払い落とす。 本当なのかと縋るジェニファーを前に、エイムズは全てを認めた。警察に 引き渡すという彼女に、終身刑になるだろうと解った上で身柄を委ねるが それでも復讐を諦めはしない。 「考える時間だけはありそうだ」 -SNAKE TALES・A-END ※MGS2やってる人はわかると思うけど、ここで出てくるジェニファーは本編で 雷電にパンツ覗かれたりしてたあの女の人(同じグラの人何人かいるけど) 139 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・B):2009/02/20(金) 23 04 59 ID fXlclTXF0 【Big shell evil】 職員の事故死が連続し、悪魔が居るという噂まで流れているビッグ・シェル。 そこにいる妹が心配だから様子を見に行ってくれとオタコンに頼まれる。 警察にでも頼め、と断ろうとするものの、激化してる犯罪組織同士の抗争で 取り合ってくれないだの何だのと押し切られ「絶対嫌だ!!」と叫びながらも 6時間後にはビッグ・シェルのヘリポートに立っているお人好しスネーク。 スネークが見たのは、施設を制圧していく武装集団の姿。エマに会っても 自分の事は言わないでくれ、というオタコンの無線越しの頼みを了承しつつ ビッグ・シェル内部に向かう。途中、武装集団のうち二人の会話を盗み聞き。 曰く、逃げた女をC脚で見失った、何かを取り返すのに彼女が必要だ、と。 C脚厨房の食料庫内でエマを発見。彼らがエマを探しているのは、彼女が コンピューターをロックしたせいらしい。彼らがコンピューターを使って何かを しようとしているのを見て「時間稼ぎになるし、嫌がらせにもなると思ったから」 ビッグ・シェルの悪魔についても聞くが、エマはその存在を信じていないらしい。 息子を失った職員が自殺を図り、でも死ねないまま怪人となって徘徊している、 そんな噂は事故死の連続よりもずっと以前からあったものらしい。 人質がシェル2中央棟にいるけど、扉をロックしたからシェル2へは行けない。 B脚のノードからパスコードを入れれば行けるようになる、と言うエマ。 何があっても扉を開けるな、音も立てるなと言い置いてスネークはB脚へ。 パスコードを入力し終えると館内放送が。どうやらエマが捕まったらしい。 彼女のカードキーの位置から居場所を探り出すオタコン。結果はF脚倉庫。 再度救出したエマは、敵の狙いは麻薬だという事を突き止めていた。 ビッグ・シェル職員を抱き込み、麻薬密輸の中継基地として利用していたが 手引きしていた職員が相次いで死亡。調査のために送り込んだ者も死んだ。 彼らはそれを対立組織の仕業と判断して、麻薬の奪還のために武装集団を 送り込んできた。だが麻薬がどこにあるのかはエマも心当たりがないと言う。 共にシェル2に向かう途中のE脚・集配所。エマは突然、麻薬の隠し場所が 解った、とノードを操作し始める。やがてベルトコンベアが運んできた荷物の、 その底に麻薬の詰まった袋があった。このビッグ・シェル内を周回するだけで 何処にも行き着かない荷物を作り、その中に麻薬を隠していた。だから彼らは コンピューターシステムに拘っていたのだ。 140 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・B):2009/02/20(金) 23 06 50 ID fXlclTXF0 集配所に敵が突入してくるが、エマはノードから離れない。そのため二人は 逃げ遅れ、集結してきた敵の厚い囲みを突破する羽目になる。 何とか脱出すると扉がロックされ、E脚に総動員をかけていた敵兵はほとんど 全員がその中に閉じ込められた。さっきの間にエマがそう設定していたらしい。 そしてその時にエマは気になるファイルを見つけたと言う。彼女が携帯端末に ダウンロードしてきたそのファイルを開いてみると、それは最初に死んだ職員、 つまり組織の手引きをしていた者の手記だった。 密輸に手を貸したのは妻子を人質に取られたからだった事、しかし既に妻子は 殺されていた事、復讐を果たすために対立組織に殺されたフリをし、組織から 派遣された御目付け役を殺し、調査に来た者も殺した。そしてニューヨークでは 計画どおりに犯罪組織同士の抗争が始まった。もう思い残す事はない。 真相に驚く二人に空からハリアーが襲い掛かる。エマをD脚内部に突き飛ばし オタコンのカサッカが投下して行ったスティンガーでハリアーを撃墜する。 →E脚脱出時にエマが被弾している 二人は囚われていた人質を開放し、警察に通報する。その到着を待つ間に エマは例の手記を書いた職員の個人ディレクトリからもう一つ、暗号化された ファイルをダウンロードしていた事を明かすが端末の被弾でファイルは消失。 そしてハリアー墜落の衝撃でビッグ・シェルのサーバも壊れてしまっていた。 空からカサッカが降りてくる。どこか覚悟を決めたような表情のオタコン。 操縦者の正体に気付いたエマが息を呑み、目を凝らし、やがて涙を零して 着陸したカサッカへと駆け出していった。 →E脚脱出時にエマが被弾していない 暗号化されたファイルは、組織への報告書の下書きだった。詳細な記録と 今後の予定が記されている。そして、ビッグ・シェルが麻薬密輸の中継に 使われている事にエマが感づいている、と彼が考えていたらしい事が解る。 更に、告発される前にエマを始末するつもりだ、とも書かれていた。 何か危ない目にあった事があるか?と聞くスネークに、エマは首を振る。 そのファイルの日付は、彼が行方不明になる前日のもの。エマを殺す前に 何者かに殺されたのか、ではさっきの手記は? でっち上げかもしれない、と言うエマ。まるで発見してくれとでも言うような 置かれ方だった。内容の細かさからしても報告書の方が信憑性がある。 エマが呟く。元々のビッグ・シェルの悪魔は、息子の死にショックをうけて 自殺を図った。その、当の息子は 「麻薬で死んだんだって……」 ※この後カサッカが来て以下略。被弾時と全く同じです。 -SNAKE TALES・B-END 141 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES):2009/02/20(金) 23 08 14 ID fXlclTXF0 今回ここまで。 Bの分岐は敵兵が無限に湧き続ける中をエマの手を引いて歩きつつ 更にエマの被弾も避けないとダメなので、コツ掴むまでは割と大変。 因みにアイテム・弾薬の所持上限数などの諸々のデータは A~E全編通してVERYHARD基準っぽいです。 188 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/23(月) 21 52 22 ID BM0X/KJe0 スネークテイルズ投下します。 シリーズやってる人には自明なんだが、キャンベルとメリルは 伯父と姪、という関係(表向きは) 189 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・C):2009/02/23(月) 21 53 26 ID BM0X/KJe0 【Confidential legacy】 嵐の中でタンカーに潜入するスネーク。当のタンカーは既にロシア人と思しき 兵士達によって制圧されている。 事の起こりは三日前。今はDIA(国防情報局)に復職しているキャンベルが スネークの下を訪れた。キャンベルが出した名はセルゲイ・ゴルルコビッチ。 キャンベルの宿敵でもあるこの男が、南米・エルデラ共和国で極秘作戦中の 海兵隊を襲撃しようとしていると言う。内戦の続いているエルデラ共和国には メタルギアが存在し、海兵隊はそれを鹵獲しようとしているらしい。そして更に ゴルルコビッチが海兵隊からそれを奪おうとしていて、そのゴルルコビッチを キャンベルが捕らえようとしている、という状況。更にキャンベルはこう言った。 「その作戦には……メリルが参加しているんだ」 艦橋でメリルと再会。半年ほど前に「やるべき事がある」と言ってスネークの 元を去った彼女はこの再会にさして感動もしない。むしろ忌々しげですらある。 半年ぶりの会話で解ったのは、メリルの父はこの国で死んだのだという事と、 メタルギアは船倉にあると言う事だけ。止める間もなく彼女は艦橋を出て行く。 途中で明らかな待ち伏せに遭いながらも、船倉に入ったスネークが見たのは 打ち捨てられてから10年以上も経ったようなメタルギアの残骸だった。 背後に現れるゴルルコビッチ。メリルを人質に取りスネークに銃を捨てさせる。 その直後、ゴルルコビッチはあっけなくメリルを放す。二人が組んでいる事に 気付くスネーク。タンカー制圧の手引きをしたのもメリルだった。理由を問うと 父の遺志を継ぐためだと言う。何も言わずにここから消えてくれと言うメリル。 断る、と答えたスネークにゴルルコビッチが銃を向けるが、メリルの妨害で 銃弾は逸れ、床を穿つに留まる。隙をついてその場を逃れるスネーク。 一先ず船倉を出てキャンベルを呼び出し、事の次第を説明した上で尋ねる。 「あんたの弟はこの国で一体何をしていたんだ?」 キャンベルは言う。冷戦の最中、このエルデラでは親米的な独裁政権の下で 米軍による極秘プロジェクトが進んでいた。弟、マット・キャンベルもその一員。 冷戦終了と共にプロジェクトは打ち切られ米軍は撤退。その中でマットは失踪。 直後に後ろ盾を失った独裁政権に対して少数民族が武装蜂起。その背後には スペツナズの影があった。当時のその指揮官はゴルルコビッチ。 冷戦中の米軍極秘プロジェクトの結果が、あのメタルギアの残骸なのだろう。 「マットがゴルルコビッチに通じていたという者もいる。だが私は信じていない」 キャンベルの口ぶりは、ゴルルコビッチがマットを殺したと信じているようだった。 どちらにせよ、メタルギアを彼らに渡す訳にはいかない。船の進路を変えるため 再び艦橋を目指す事になる。 190 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・C):2009/02/23(月) 21 54 08 ID BM0X/KJe0 たどり着いた艦橋の窓の外にメリルの姿があった。出てきたスネークに対して メリルは伯父の話は事実じゃない、と言う。父マット・キャンベルの担当任務は エルデラ国内の安定化だった。独立を目指す少数民族ゲリラへの情報工作。 だが彼は、少数民族に接するうちに彼らに共感し始めてしまう。遂にマットは 米軍がエルデラで開発していたメタルギアを、ゴルルコビッチの協力の下で 少数民族ゲリラに引き渡そうとする。だが計画は発覚し、マットは米軍の手に よって抹殺された。その真相をゴルルコビッチから聞かされたメリルは、今も ゲリラを支援している彼を通じ、ゲリラにメタルギアを引き渡すつもりだった。 だが話をしても見逃してはもらえないと悟ったメリルは銃を抜く。 →メリルを殺す 倒れたメリルを抱き起こすスネークの背後にゴルルコビッチが現れる。 なぜメリルを利用した、という問いにゴルルコビッチは、キャンベルへの 報復だと答える。キャンベルにとって一番大切な存在だとマットに聞いた。 彼が死ぬ間際に。やはりマットを殺したのはゴルルコビッチだったらしい。 ゴルルコビッチは言う。メタルギアはゲリラに渡さず自分の部隊で使う。 本体はガラクタだが核弾頭と発射システムが修復できればいい。マットも 最初からそのつもりだった。嘘と思うなら奴に直接聞け。ゴルルコビッチは そう言ってスネークに銃口を向ける。だがその引き金が引かれるより先に 瀕死のメリルがゴルルコビッチを撃つ。倒れるゴルルコビッチ。 メリルはスネークに何かを言おうとするが、果たせぬままに息を引き取る。 →メリルを気絶させる (前半はメリル死なない以外上と一緒)ゴルルコビッチを撃ったメリルが 立ち上がる。肩を震わせている彼女に言葉がかけられないスネーク。 タンカーとメタルギアは米軍に戻り、メリルは軍の取調べを受ける事に。 数日後、拘置所に面会に行った帰りにキャンベルと出会う。彼が言うには 回収されたメタルギアはガラクタ同然の失敗作で、核弾頭も出来の悪い 模擬弾頭だった。マットがそれを知っていたのかどうかは解らない。そして マットが米軍を裏切ったのは自分のせいだ。メリルは自分の娘なのだと。 マットは兄と妻と娘を憎悪し、逃げるように向かった先のエルデラで、その 憎悪に付け込まれたのだ。これからメリルに身を明かすつもりだ、と言って キャンベルは接見室に向かった。 -SNAKE TALES・C-END 191 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・D):2009/02/23(月) 21 54 56 ID BM0X/KJe0 【Dead man whispers】 ビッグ・シェルでSEALS・デッドセルの極秘合同演習が行われている。演習は デッドセルと配下の部隊がテロリストを演じ、SEALSがそれを鎮圧すると言う 筋書き。デッドセルは元々政府の施設を抜き打ちで襲撃し、防衛能力を測る 対テロ訓練部隊だったが、一年程前に指揮官であるジャクソン大佐が汚職と 横領の罪で逮捕されて以来、隊員の素性の不確かさや素行の悪さもあって 軍の汚点の代名詞ともなっていた。この演習も久々の正規任務だと言うのに デッドセルから参加を許されたのは、リーダー格のヴァンプただ一人。 演習の終盤。“プリスキン中尉” として演習に参加していたスネークの下に 緊急を意味するコードの無線が入る。ヴァンプが反乱を起こしたという通信は 場所をB脚と告げて切れた。スネークは即座に別の周波数に連絡。 応じる相手はスコット・ドルフ。この演習に招かれている海兵隊司令官であり、 何かが起こる事を危惧し、スネークに演習への参加を依頼した当人でもある。 ヴァンプが何をするつもりなのか尋ねるが、それはドルフにも解らないらしい。 シェル2中央棟のB1北部に閉じ込められていると言うドルフに代わり、状況の 確認とSEALSの救援のためにB脚へ向かうが、辿り付いたB脚は既に血の海。 虫の息の隊員が、これは“私刑”だ、ジャクソン大佐を嵌めた者への報復だと ヴァンプが言っていたと告げる。ヴァンプの狙いはオブライエン海軍大佐だと。 大佐はシェル2中央棟の1階。大佐を助けてくれ、と言って隊員は力尽きる。 再びドルフと連絡を取るスネーク。ドルフは驚きはしなかった。ここ数ヶ月間 政府や軍の要人が変死する事件が相次いでいる。ヴァンプの仕業だという 噂が立っていた。単なる中傷だと思いたかった。ジャクソンの汚職が冤罪か どうかは解らないと言うが、オブライエンがジャクソンを嵌めたという可能性は 否定する。もしそうなら自ら計画した演習にヴァンプを参加させたはずがない。 オブライエンは“私刑”の噂を知っていて、ドルフの下に忠告にさえ来たと言う。 次にヴァンプが狙うのはドルフだと。その上でドルフがこの演習に来たのは 己の身に何もなければヴァンプの無実を証明できる、という思惑からだった。 ドルフからオブライエンがシェル1シェル2連絡橋を封鎖した事を知らされる。 シェル2のSEALSに合流するため海上のオイルフェンスを渡るスネーク。 その頭上、連絡橋ではヴァンプによるSEALSの殺戮劇が繰り広げられる。 最後の手段だったらしい連絡橋の爆破でさえヴァンプを止める事は出来ず、 ヴァンプは見上げたスネークを挑発し、シェル2のG脚内部へと消える。 シェル2中央棟。オブライエンのいる空気清浄室への廊下には高圧電流が。 安否を確かめるため、リモコンミサイルで室内の電源パネルを破壊する。 ※MGS2やってる人はわか(ry 海軍大佐は本編B脚で死んでたあの人。 192 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・D):2009/02/23(月) 21 55 33 ID BM0X/KJe0 →電源パネル破壊に時間がかかる 室内には全身を切り裂かれたオブライエンがいた。ヴァンプはもういない。 B1階に向かった。ジャクソンの汚職は事実であり、誰も罪を着せる事など できるはずもない。オブライエンはそう言って事切れる。 ヴァンプを追ってB1階に。ドルフが瓦礫に閉じ込められているという場所の 直前でヴァンプと遭遇する。彼はスネークを待っていたと言う。 ジャクソンの汚職は事実だった、と言うスネークに、ヴァンプはその事なら 知っている、と答える。貴様は何も解っていない。解る必要もない、と。 →ヴァンプを殺す 倒れたヴァンプに対し、なぜ無意味な“私刑”を繰り返した、と尋ねる。 無意味ではなかったからだ、と答えるヴァンプ。ジャクソンが逮捕され、 デッドセルの名は地に落ちた。だが自分達の軍務への誠実と純潔は 誰にも否定させない。自分が“私刑”として人を殺せば、世間 は疑問を 持つだろう。もしかしたらジャクソンは無実だったのかもしれないと。 だがそう語るヴァンプの目は理解していた。デッドセルに誠実や純潔が あったとしても、それは他ならぬヴァンプ自身の手で失われた。 そこへドルフが現れる。その姿を見たヴァンプが笑みを浮かべる。 ドルフは言う。誰もそんな事を求めていなかった。解っていたはずだと。 「なぜだ、ヴァンプ……?」 ヴァンプは微笑んだまま死んだ。 →ヴァンプを気絶させる (ドルフが出てくるまでは上と一緒)現れたドルフにヴァンプは言う。 やらなければならなかったんだと。しかしその理由は頑なに話さない。 あなたには関係のない話だ、と言うヴァンプに変わったな、と言うドルフ。 「だと思う。変わらないのはあなただけだ」 そして、俺にはもう関わるな 二度とあなたの顔は見たくない、と。 ビッグシェルはSEALSの応援によって制圧。後日、デッドセルは正式に 解散。ドルフは軍を退き、ジャクソンは獄中で病死。ヴァンプは軍刑務所に 収監されていたが脱走。その後に散発している政府・軍関係者の変死が 彼の仕業だという噂もあるが、定かではない。 時は流れ、いつしか噂が流れ始める。ジャクソンの汚職は冤罪だった。 デッドセルは何者かに陥れられたのだ、と。 193 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・D):2009/02/23(月) 21 56 17 ID BM0X/KJe0 →短時間で電源パネルを破壊 (時間がかかった場合のセリフに加えて)オブライエンは言う。ジャクソンは 何者かに嵌められたんだとヴァンプに吹き込んだ人間がいると。それが誰か 知っているのかと尋ねるが、既に聞こえていない。彼は独り言のように続ける。 私はヴァンプを止めようとした。この演習が無事に終れば、デッドセルは自分の 直下で再編成されるはずだった。「だが彼は……私を……裏切り……」 そう言って事切れる。(ヴァンプとの戦闘前会話は時間かかった場合と一緒) →ヴァンプを殺す “私刑”の理由を語るヴァンプにスネークは問う。そう言われたのか、と。 お前を騙し利用する者がいるとオブライエンは言った。だがお前は騙され 利用されていたのではなく、デッドセルの名誉を取り戻す方法があると 持ち掛けられ、実行していたのだろう。ヴァンプは黙る。否定はしない。 誰だ、とスネークは問うが、ヴァンプは答えない。そこへドルフが現れる。 その姿を見たヴァンプが笑みを浮かべる。歩み寄ったドルフが手を取る。 「なぜ何も言ってくれなかった……?」 ヴァンプは微笑んだまま死んだ。 →ヴァンプを気絶させる (ドルフが出てくるまでは上と一緒) ドルフが言う 「ジャクソンか?」 ヴァンプは答えないが、本人に確かめるぞ、という言葉に渋々認める。 ジャクソンは逮捕されて以来自分を責め、どうすればデッドセルの名誉を 取り戻せるのかと、憑かれたように繰り返していた。そしてある日、例の “私刑”を言い出した。従うしかなかった。それをオブライエンに知られた。 兼ねてからデッドセルを自分の配下に加えたがっていたオブライエンは、 配下に加わらなければ事実を公表すると言ってきた。殺すしかなかった。 それを聞いたドルフは叫ぶ。デッドセルなど奴にくれてやればよかった。 なぜそうしなかった!? ヴァンプの目に微かな震えが走る。 それがドルフに確信をもたらした。「……そうするつもりだったんだな?」 ならばなぜ反乱を起こしたのか。押し黙るヴァンプをドルフは問い詰める。 やがてヴァンプは観念して話し出した。演習が始まった時、オブライエンは 忠誠の証を見せろと言ってきた。演習におびき寄せておいた自分の政敵、 スコット・ドルフを暗殺しろと。それだけは出来なかった。愕然とするドルフ。 「馬鹿な……私を守るために……」 スネークに殺してくれと頼むヴァンプ。 それを断るスネークに、ドルフが礼を呟く。 ビッグシェルはSEALSの応援によって制圧。後日、デッドセルは正式に 解散。ドルフは軍を退き、ヴァンプとジャクソンは共に軍刑務所で服役。 時は流れ、いつしか噂が流れ始める。ジャクソンの汚職は冤罪だった。 デッドセルは何者かに陥れられたのだ、と。 -SNAKE TALES・D-END 194 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES):2009/02/23(月) 21 57 30 ID BM0X/KJe0 今回ここまで。 Dの第一分岐は2分以上/以下が境だった気がしますがあやふや。 ラストのヴァンプとスコット・ドルフが何というかアレですが、この二人は MGS2本編の無線で「愛人関係だったらしい」という説明が聞けるので つまりそういうことなんだと思います。 547 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/26(木) 22 05 22 ID K28Dmhte0 んではスネークテイルズの最後いきます。 最後のEだけは分岐のない一本道シナリオ。 548 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・E):2009/02/26(木) 22 06 54 ID K28Dmhte0 【External gazer】 オタコンがコペルソーン・エンジンとかいう新しい仕組みを用いたVRシステムを 開発した。仮想空間とは思えないほどのリアリティがあるが、スネークはどこか 他人の身体に乗り移るような違和感を覚える。そんな事を話し合う二人の所へ タブロイド紙を手にメイ・リンがやって来る。 『ビッグ・シェルに怪獣出現!?』 等という見出しの下に、ビッグ・シェルと巨大な人影と思しき姿が写った写真が 掲載されていた。どうせ合成写真だろ、と冷めた感想を持つスネークとは裏腹に オタコンとメイ・リンは大盛り上がり。嫌な予感は、そして現実のものとなる。 二人がかりで押し切られ、ビッグ・シェルに下り立つスネーク。手にはデジカメ。 怪獣“ゴルルゴン”とやらを写真に撮るのが、下らないが一応の任務だ。 ビッグ・シェルにはなぜか武装した兵士の姿がある。その中AB連絡橋へ行くと 突如海面が波立ち、巨大な何かが姿を現す。スネークは信じられないながらも 半ば以上意地でその姿を写真に収めるが、直後にAB連絡橋に兵士が大挙して やってくる。訳も解らないまま凌ぎきると、彼らの背後からオルガが現れた。 だがスネークの知る彼女とはどこか雰囲気が違う。その違和感を裏付ける様に オルガは言う。「私はあなたの知ってる私じゃない」 彼女は自分の宇宙へ帰るための鍵を探していて、それがあのゴルルゴンだと、 このままだと貴方の宇宙も大変な事になる、と意味不明な事を言う。 そして彼女はVRシステムが全ての元凶だと言い残し、連絡橋から飛び降りる。 兵士達も皆海に飛び込み、連絡橋には呆然とするスネークだけが残された。 それから一週間ゴルルゴンは現れなかった。オルガの言葉を聞いたオタコンは 平行宇宙が入り乱れているのかもしれない、と推測する。元凶と言われたVRの 解析ははかどらない。メイ・リンは『コペルソーンエンジンを用いたVRシステムは 仮想空間を構築しているのではなく、条件に合った他の宇宙を仮想空間として 提示している』と仮定し、あのゴルルゴンが平行宇宙の歪みの原点で、VR内で ゴルルゴンを倒せば歪みも解消されるのではないか、と提案する。 だが実行してみても一向に手応えのようなものがない。 ※ゴルルゴンってのはMGS2の敵兵(ゴルルコビッチ大佐の私兵部隊員)が 巨大化してゴジラ風の背びれがついた “異次元怪獣” ほんとに。 ちゃんと(巨大サイズの)銃も持ってるけど使うほどの頭はないらしい。 549 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・E):2009/02/26(木) 22 08 05 ID K28Dmhte0 成功を疑うスネークとオタコンに、メイ・リンは言う。もちろん大成功だと。 「これで平行宇宙を元に戻す手段はなくなったんだから」 平行宇宙を元に戻す方法は、特異点であるゴルルゴンを消去する事ではなく 特異点を捉えて波動関数を収束前の状態に拡散させる事。それを知りながら 二人にゴルルゴンを倒させたメイ・リンは、既にオルガ同様、二人の知らない 別宇宙のメイ・リンに入れ替わっていた。彼女は夫の指示で動いており、その 夫とは彼女の宇宙のソリダス。そこへアジトの壁をぶち破って当の旦那さんが 登場。アジトを半壊させたソリダスはメイ・リンを抱いて逃走。 残された二人は恐らく現状最も事態を把握しているだろうオルガと接触を図る。 オタコンが新聞に出した『ゴルルゴン探検隊募集』の広告に応じてやってきた、 特技は運が良い事と言うやたら明るい黒人美女や、スライディングとバク転が 得意というオッサンに混じって、最後にオルガが現れる。彼女との協議の結果 VRを連続でクリアしていく事によって他の特異点を見つけ出そうという事に。 VRをクリアしていくスネークの前にソリダスが現れる。コペルソーンエンジンを 用いたVRシステムは他の宇宙に干渉する。VRの中での行動が観測され確定、 それ以外の可能性を持っていた宇宙は “ありえなかったもの” として、存在を 抹消される。そして干渉を受ける可能性があるのはスネークらの宇宙も同じ。 「貴様がシャドーモセスを切り抜けられたのも、他の平行宇宙の誰かのお陰かも知れんな」 そう言うソリダスの目的は、自分が殺される事になっている平行宇宙の否定。 宇宙同士が干渉し合う現状を是正しようとするスネークに刺客を送りつける。 『幾多の宇宙で悪名を轟かせ、蛇蠍の如く忌み嫌われる史上最凶のユニット。 存在のみで世界を破滅させると恐れられ、全宇宙の憎悪を一身に集めてきた 暗黒と邪悪の申し子たち。地獄のプリンセスと混沌の貴公子……』 ここからしばしジャック(雷電)とローズの素っ頓狂なイチャイチャ(?)話が展開。 ジャックとローズの精神乗っ取りから何とか逃れたスネーク。放り出された先は まさに特異点。ソリダス最後の妨害であるメタルギアRAYの群れを、オタコンが 波動関数を拡散させる作業の間ひたすら撃墜する。凌ぎ切ったと思ったら次は フェデラルホールの上に放り出され、素手でソリダスと一騎打ち。 ※ゴルルゴン探検隊に応募してきた朗らかな黒人女性はたぶんフォーチュン (別宇宙のフォーチュンと入れ替わり済み?)同じくスライディングとバク転が 得意なオッサンは大統領だと思われ。 550 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・E):2009/02/26(木) 22 10 16 ID K28Dmhte0 戦いたくないと思いながらもソリダスを倒すスネーク。フェデラルホールの上から 落下するソリダスの体が地面と激突した瞬間、閃光が走る。スネークは崩壊した アジトに戻され、宇宙の修復が始まったためオルガも己の宇宙へと戻っていく。 彼女を見送りながら、どこかひっかかりを感じているスネークとオタコン。無限に 存在する平行宇宙にはよく似た物もある。今まで違和感は覚えなかったものの お互いが本当にお互いの知る本人なのかどうかはわからない。 考え込むスネークにオタコンが手を差し出してくる。 「……僕の宇宙のスネークは、僕に100ドル借りがあったはずだけど」 「お前が俺の宇宙のオタコンなら、俺がお前のフィギュアを壊しちまった事を白状しても怒らないはずだ」 「なんだって!?どれのことだよ!!」 そんな会話をして笑い合う二人。本当は別の宇宙の存在だったのだとしても、 俺達は親友だ。そう確認し、世界が修復の光に包まれる中で握手を交わす。 気が付くとスネークはアジトにいた。破壊された跡もない、いつものアジト。 正面に座っていたオタコンと目が合う。戻ってきたのかな? と言うオタコンは やはり同じような体験をしたらしい。これで全部終ったね、とオタコンは言うが スネークは未だひっかかりを感じていた。フェデラルホールの上でソリダスと 対峙した時、確かに自分は戦いたくないと思っていた。だが実際には戦って 倒してしまった。あれは本当に自分自身の意思だったのだろうか。 VR以外にも他の平行宇宙を外部から観測し、干渉する手段があるとしたら? だが、オタコンは考えすぎだと笑う。 「それよりも……僕のフィギュア壊したって!?」 「いや、それは……」 そこへ何も知らないメイ・リンがやって来る。彼女が手にしたタブロイド紙には 『ビッグ・シェルに怪獣出現!?』 という見出しと共に、ビッグ・シェルと 巨大な人影と思しき姿が写った写真が掲載されていた……。 -SNAKE TALES・E-END ※最後のタブロイド紙の写真に写ってるのはゴルルゴンじゃなくてゲノラ。 ゲノラってのはMGS1の敵兵(ゲノム兵)が巨大化した “遺伝子怪獣” どっちもMGS2英語版のオマケVR訓練に登場(ゲノラはMGS1のVRにも) ついでに対ゲノラ用兵器メカゲノラなんてのもいたりする。ほんとに。 551 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES):2009/02/26(木) 22 12 18 ID K28Dmhte0 以上でMGS2 SNAKE TALES終わり。 Eはラスボス戦が素手なので「殺す・気絶させる」の二択が発生しません。 ラスト近くのオタコンの100ドル借りが~の所、原文では100ドル貸しが~に なってるんですが、どう考えてもおかしいので誤植だと思う。 ちなみにVR中の『幾多の宇宙で~の所はほぼ原文ままです。 公式の自虐ネタだと思うけど雷電とローズはどんだけ人気無かったのかと。 あとMGS4でメイ・リンが「年上好み」と言われてるのはこの辺が元ネタかも。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1778.html
METAL GEAR SOLID 2 SNAKE TALES(英語版追加ミッション) ・SNAKE TALES(途中まで):part24-276~278,280,297 ・SNAKE TALES(最後まで):part44-135~142,188~194,part43-547~551 276 :MGS2 Snake Tales~A Wrong Doing~:2006/08/17(木) 21 30 50 ID 2pt0I5q10 数年前に起きたNY湾で起きた石油流出事故。 史上最悪級の海洋汚染になるかと思われたこの事件も、 大型海洋除染施設、通称「BIG SHELL」すばやく建設されたことにより、最悪の事態は回避された。 いまやBIG SHELLは環境保護のシンボルのなっていた。 「そのBIG SHELLが武装グループに占拠され、視察しに来ていた大統領たちが人質に取られたのが今からちょうど6時間前だ。」 スネークは大佐の説明を思い返す。 「テロリストたちは大統領たちの身柄と引き換えに、連邦政府に現金30億ドルを要求してきた。 君に依頼する任務は2つだ。大統領たちと施設職員ら人質を救出すること。そしてテロリスト達を武装解除することだ そのためにはあらゆる手段を用いてかまわない。」 海中からBIG SHELLを支えるA脚の基部へと侵入することに成功したスネークは大佐に連絡を入れた。 「こちらスネーク。大佐、侵入に成功した。」 「スネーク。テロリスト達の手を逃れたシークレットサービスのリチャード・エイムズに接触してくれ。 今回の事件も彼の通報によって発覚したのだ。君を指名したのも彼だ。」 「俺を指名した?わかった。で、エイムズはどこにいる?」 「F脚にある倉庫だ。くれぐれも敵に見つからないようにしてくれ」 「わかった」 大佐との通信を終えたスネークはすばやくF脚へと向かった。F脚内の倉庫のひとつにエイムズは隠れていた。 「あんたがエイムズか」 「そうだ。君がソリッド・スネークだな。噂どおりの男のようだ。2年前の活躍も聞いている」 「・・・・」 スネークの脳裏に苦い記憶が甦る。 2年前、占拠されたタンカーを奪還するよう依頼されたスネークは、見事テロリスト達を制圧し、タンカーを奪還することに成功した。 しかし、テロリスト達の正体は年端もいかない少年兵だったのだ。 「・・・大統領たちは?」 「Shell 1中央棟の集会場に全員いるはずだ。」 「テロリスト達について何か情報をもってないか?」 「・・・テロリスト達のリーダーはあのファットマンだ」 「何!?あのファットマンだと!?」 ファットマン、爆弾王を自称する、世界的なテロリスト。思想も信条もなく、ただ金のためだけにテロを繰り返す最低の男。 3年前、教会を爆破し、多数の人を殺傷した罪により逮捕されたが、裁判の結果、無罪となったのだ。 彼自身、そして彼を利用しようとするものが多額の弁護費用を支払い、優秀な弁護団を結成したのだ。 法の正義は金で買われてしまったのだった。 「これを使えば中央棟に入ることができるはずだ。それとこれを。」 エイムズはセキュリティパスカードとUSP自動拳銃を手渡した。スネークは鎮圧用のベレッタ改造麻酔拳銃しか持ち込んでいなかった。 「ファットマンは非常に危険な奴だ。必ず殺せ。」 エイムズが鋭い目つきでスネークの目を見据えながら言った。 スネークは倉庫の外へ出た。背後で扉がロックされる音が聞こえた。 Shell 1中央棟へ侵入しようとしたとき、大佐から通信が入った。 「スネーク、たったいま人質にされているシークレットサービスの1人から連絡が入った。ジェニファーという女性らしい。 携帯電話のメール機能を使っているようだ。ただ目隠しをされ、後ろ手に縛られている状態らしく、こちらから連絡を取れない。 スネーク、彼女に接触してくれ。彼女はメールを打っているから電子音が目印になるはずだ。」 Shell 1中央棟B1Fにある集会場へと侵入したスネーク。パーティーが行われる予定だったのだろう、 広い会場内にはいくつものテーブルが置いてあった。そのテーブルにもたれかかる様に何人もの人質が目隠しをされ、拘束されていた。 見張りは1人。だが頻繁に定時連絡を行っており、排除することは出来ない。 見つからないように、慎重に耳を澄まして電子音を聞きとるスネーク。 しばらくしてそれらしき女性を見つけるスネーク。 「君がジェニファーか?」 驚いたのか顔を上げるジェニファー。彼女の目隠しを外すスネーク。 「大統領は?」 「大統領なら真っ先に脱出したわ。探査用の潜水艇を使ったの。私たち優秀でしょ?」 「馬鹿な・・エイムズは何も言っていなかったぞ。」 「?彼はまだ捕まっていないの?変ね、大統領を脱出させるのを提案したのは彼よ?」 「・・・大統領が無事なら、君たちをここから脱出させよう。」 「だめよ」「なぜだ?」 277 :MGS2 Snake Tales~A Wrong Doing~:2006/08/17(木) 22 07 48 ID 2pt0I5q10 「爆弾が仕掛けられているらしいの。私たちが逃げ出そうとしたら爆破するって。」 「・・・そちらを先に処理したほうがよさそうだな。爆弾はどこに?」 「この中央棟のどこか・・・みたいな口ぶりだったけど・・。」 「わかった」 見張りが仲間と連絡をとっている。どうやら警備を強化しようとしているらしい。長居はできそうにない。 スネークはジェニファーに再び目隠しをつけると必ず助けると言い残し、集会場を脱出するのだった。 中央棟B2F、電算室のあるフロアに侵入したスネーク。施設の占拠に必要な場所でないに関わらず、警戒が厳重である。 厳重な警戒の一瞬の隙を突き、瞬く間に電算室を制圧するスネーク。 部屋の中央に大型のC4爆弾が仕掛けられていた。これほどの量なら、中央棟倒壊とまではいかないが、上階の人質は無事ではすまないだろう。 C4爆弾の起爆装置を解除し、爆弾を無力化することに成功したスネーク。 「こちらスネーク。大佐、爆弾の解除に成功した。」 「よくやったスネーク。だがあれだけの人質を一度に脱出させることは難しい。先にテロリスト達を制圧したほうがいいだろう。」 エイムズの話によればファットマンはE脚にあるヘリポートから指揮を取っているらしい。 USPのグリップを握り、エイムズの言葉を思い出す。-必ず殺せ E脚へと向かったスネーク。指揮所があるだけに内部の集配所内の警戒は厳重だったがベルトコンベアの音と薄暗い照明、 そして運ばれていく荷物によるいくつもの死角を利用してスネークはヘリポートへの扉へと向かった。 ヘリポートにはいくつもの大型コンテナが置かれていた。 そのコンテナの陰から巨大な影現れた。ボムブラストスーツに身を包んだ大男、ファットマンだ。エイムズの情報は正しかった。 ファットマンが巨体とは不釣合いな細い指でスネークを指差し叫ぶ。 「大統領はどこだ!?」 「お前の手の届かないところだ。」 「そう思うのはお前の勝手だ。」 ファットマンが手に持った何かをスネークに向かって突き出す。 「爆弾の無線式起爆装置だ。大統領を出さなければ人質の命はない。」 「やってみろ。」 不敵な笑みを浮かべ、スイッチを押すファットマン。しかし何の反応もない。 何度も中央棟のほうを見かえし、スイッチを連打するファットマン。 「悪いな、お前のおもちゃはさっき壊した。」 「きさまァッ!?」 起爆装置を地面にたたきつけ、叫び散らすファットマン。 「クソッ!エイムズの奴め!大統領を人質に出来るというから奴の計画にのってやったのに!!」 「なんだと?」 「こうなりゃ貴様をブッ殺して人質どもだけで計画続行だ!!」 コンテナの陰に隠れるファットマン。ローラーブレードを装着しているため巨体のわりに動きがすばやい。 よく見ればコンテナの影にいくつもの爆弾が仕掛けられている。 「その爆弾は時限式だ!無事に解除できるかァァッ!?」 マシンピストルを乱射しながら走り回るファットマン。 拳銃を抜き、狙いを定めるスネーク。 引き金を振り絞る。 そして- 278 :MGS2 Snake Tales~A Wrong Doing~:2006/08/17(木) 22 10 31 ID 2pt0I5q10 原文 「お前の手の届かないところだ。」 「そう思うのはお前の勝手だ。」 訂正 「お前の手の届かないところだ。」 「嘘は為にならんぞ」 「そう思うのはお前の勝手だ。」 280 :MGS2 Snake Tales~A Wrong Doing~:2006/08/17(木) 23 50 34 ID 2pt0I5q10 ファットマン殺害 ファットマンは倒れた。ボムブラストスーツが血で染まっていく。 ファットマンに近寄り、死んだのかどうか確かめるスネーク。 その時背後の階段をジェニファーが駆け上ってきた。 SEAL10が突入し、テロリスト達を制圧したのだ。 「・・・死んだの?」 「そのようだ」 ファットマンの死体から目をそらすジェニファー。 大佐から無線が入った。 「ご苦労だったスネーク大統領も無事、沿岸警備隊に保護された。 少し混乱しているようだが怪我などはしていないそうだ。 ところでさっきからエイムズに連絡を入れているが応答がない。 突入したSEAL10もそれらしき人物は見ていないようだ。」 スネークはファットマンの言葉が引っかかっていた。 エイムズの計画-どういうことだ。 ジェニファーが呟く。 「エイムズは・・・2年前の爆弾テロで妹さんを亡くしているの。そうファットマンが逮捕されたあの事件で・・・。」 スネークはその時全てを理解した。 この事件の真の首謀者、それはエイムズ。 しかしその目的は金ではなく、ファットマンへの復讐。 司法ですら裁くことが出来ず、警戒心の強いファットマンへ直接復讐できないが為にこの事件を仕組んだのだ。 そしてこの困難な状況下でファットマンを確実に殺害できる人物として自分は選ばれたのだ。 事件の後、エイムズの姿を見たものは一人も居らず、今なおその行方は知れないままである。 ファットマン気絶 ファットマンは倒れた。銃を構えたままファットマンに近寄るスネーク。 一見死んでいるかのように見えたが、かすかに上下する胸と、時折聞こえるうめき声が生きていることを証明した。 「なぜ殺さなかった」 「!!」 銃を構え、突然スネークの背後に現れたエイムズ。 「ファットマンはこの事件がお前が仕組んだといっていたぞ。どういうことだ?」 「そうだ。すべて私が仕組んだことだ。こいつに復讐するために・・・!」 「・・・なんだと?」 「2年前の教会爆破テロ・・・。私の妹も殺されたのだ・・・この男にな! だが司法はこいつを裁くことが出来なかった。金で雇われた連中に屈したんだ。」 「それで大統領をエサにファットマンをおびき出して、俺に殺させようとした訳か。」 「そういうことだ。そこを退け。その男を殺さないと永遠に悲劇は続く!」 ガァァン!銃声が響いた。 エイムズの銃は吹き飛ばされていた。 エイムズの銃に向けて発砲したのはジェニファーだった。SEAL10が突入し、テロリスト達は制圧したのだ。 「そんなの間違っている・・・。あなたの妹は復讐なんて望んでないはずよ・・・」 「なら・・・私はどうすればいんだ・・・」 力なくその場に崩れるエイムズ。 「分からない・・・でも、復讐なんて間違ったことよ・・・」 スネークはただ、二人を見ていることしか出来なかったのだった (爆弾未処理による分岐もあるけど割愛) 次回「Big Shell Evil」 297 :MGS2 Snake Tales~Big Shell Evil~:2006/08/20(日) 02 36 12 ID wcuM1eE+0 「スネーク、実は頼みがあるんだ。」 「断る。」 長い間姿を見せなかったオタコンが突然スネークの元を訪れた。 「レアなものだかなんだか知らんが、分けのわからん物のために全米中を駈けずりまわるのはもう・・・」 「違うよスネーク!!真面目な話なんだ。」 そういってオタコンは真面目な顔で話し始めた。聞けば彼の生き別れになった義理の妹が見つかったという。 今彼女はBig Shellでシステムプログラマとして働いているらしい。 「ん?Big Shellと言えば・・・。」 「そうだよ。君も聞いたことはあるだろ?」 Big Shellでは奇妙な事件が続いているという噂である。 連続殺人、集団うつ病、挙句の果てにはBig Shellには悪魔がすんでいるという。 いまやBig Shellは環境保護のシンボルではなく、タブロイド紙のネタ供給源になっていた。 「で、なんでそんなこと俺に話すんだ。警察にでも頼めばいいだろ。」 「警察はかまってくれないよ。」 「俺ならかまうとでも!?」 「いや違うよ。今犯罪組織どうしの抗争が激化してるだろ?警察はそっちに忙しくて僕らの相手なんかしてくれないよ。」 「なら自分で行ったらどうなんだ。」 「何か悪い予感がするんだ。スネーク頼むよ。」 「嫌だ!」 「お願いだって。君しかいないんだよ。」 「絶対嫌だ!!」 6時間後、スネークはBig Shellのヘリポートに立っていた。 彼が見たのはBig Shellが武装した集団に占拠されていくところだった。 (続く) 135 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES):2009/02/20(金) 23 00 56 ID fXlclTXF0 舞台・登場人物等はMGS2(一部MGS)参照。 ただスネークテイルズのほとんどはMGS2本編と同時には成立しません。 テキトーなパラレルくらいに思っとくのが吉だと思います。 あと途中でストーリー分岐します(一つだけ分岐ないのもあるけど) 分岐の個所は文頭に → で表記。多分最多で4パターン。 一応全て網羅したと思う……けど、もしかしたらどっか抜けてるかも。 各タイトルの頭文字を並べるとABCDEになるのは小ネタと言うか むしろ小ネタにもならないほど一目瞭然。 136 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・A):2009/02/20(金) 23 02 23 ID fXlclTXF0 【A Wrongdoing】 海洋除染施設『ビッグ・シェル』がテロリストに占拠された。 彼らは視察に訪れていた大統領と施設の職員を人質に、政府に対して 現金30億ドル他様々な要求を突きつけている。 スネークの任務は大統領含む人質の救出と、テロリストの武装解除。 キャンベルは「内部協力者と共に事態の収拾に当たってくれ」と言う。 シークレットサービスの一人、リチャード・エイムズがテロリストの手を逃れ 出動を要請してきたらしい。現在は連絡が取れない彼と接触するために 最後の連絡があったF脚へと向かう。 倉庫の一角でエイムズと接触。名乗る前にスネークの名を呼んだエイムズは 来るのは君だと思っていた、と言う。しかし大統領の居場所や他の人質達の 居場所など、肝心な情報については全て「わからない」と答える。 「役に立つ協力者だ」というスネークの皮肉を無視し、エイムズはテロリストの リーダーを見たと告げる。爆弾王ファットマン。思想も信条も持たず、金次第で 誰の味方にでもつくプロの犯罪者。しかし彼は三年前に教会を爆破した罪で 逮捕されたはずだった。ファットマンのその後をエイムズが語る。 彼は無罪になった。人殺しで得たスポンサーと金とで自由を買ったんだと。 「あの時正統な裁きが与えられていれば、この事件は無かった」 そう吐き捨てたエイムズは、ファットマンはE脚屋上のヘリポートに居ると言い 奴を無傷で拘束しようなどとは思わないほうが良い、と言う。 「必ず、殺すんだ」 しばらくここに隠れている、と言うエイムズから爆弾センサーやら武器やら色々 受け取って部屋を出ると、キャンベルから人質の居場所がわかったという無線。 シェル1中央棟のB1階。そこで人質になっているシークレットサービスの一人、 ジェニファーが携帯電話でメールを送ってきているらしい。ファットマンの始末と 人質救出のどちらを優先するかはスネークに任せると言う。 137 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・A):2009/02/20(金) 23 03 02 ID fXlclTXF0 →ヘリポート・ファットマンの所に直行 スネークを見るなり「貴様が例の男だろう?大統領を渡せ!」と意味不明な事を 口走るファットマン。彼は爆弾の無線起爆装置を手にし、大統領を渡さなければ 人質の命はないと言い、言葉どおり人質もろともシェル1中央棟を爆破する。 →ファットマンを殺す キャンベルから大統領が沿岸警備隊に救出されたと連絡が入る。彼は既に 小型艇で脱出していたらしい。更に先ほどビッグ・シェルにSEALSが突入し 残るテロリストの制圧と爆破された中央棟からの人質救出を試みている事、 そしてエイムズの行方がわからないことを告げられる。 →ファットマンを気絶させる 「なぜ殺さない?」言葉と共にエイムズが現れる。君がやらないなら、と エイムズは自ら握った銃で気絶したままのファットマンを射殺。 仲間の仇打ちなら俺も撃ったほうがいいんじゃないのか、と言うスネーク。 だがエイムズは「そうかもしれんな」と言うだけで銃を下ろす。 キャンベルから無線連絡(内容はファットマンを殺した場合と一緒) エイムズの行方を尋ねられて振り返るが、そこにはもう誰もいない。 ※要はヘリポートに直行した時点で人質全滅&真相の「し」の字も出てこない しょんぼりEDに決定って事です。 138 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・A):2009/02/20(金) 23 03 59 ID fXlclTXF0 →人質救出のため中央棟に向かう シェル1中央棟B1。集会場に20人以上の人質が拘束されていた。その中から ジェニファーを見つけ出し、接触に成功するスネーク。彼女から大統領が既に シークレットサービスの一人に連れ出され、脱出している事を知らされる。 ならば人質の救出が最優先になるが、ジェニファーはこの中央棟のどこかに 爆弾が仕掛けられているらしい、と言う。その爆弾を先に処理する事にして どこ触ってるの!とか怒られながら彼女の上着からセキュリティカードを入手。 B2階に仕掛けられていた爆弾を冷却処理した後、キャンベルに連絡を入れる。 20人以上を救出するよりはテロリストを制圧した方が速い、とヘリポートへ。 ファットマンは例によって、大統領を渡さなければ人質の命はない、と言い 起爆装置のスイッチを押すが、既に冷却処理された爆弾は全く反応しない。 そうと知ったファットマンは何故かエイムズを罵る「高い金取ってオッサン一人 捕まえられんのか!?だから素人と組むのは嫌だったんだ!」 →ファットマンを殺す スネークはキャンベルを呼び出す。大統領が無事保護された事、SEALSが ビッグ・シェルに突入してテロリストの制圧を行っている事などを聞く。だが ファットマンの言葉が気にかかるスネーク。そこへジェニファーが現れる。 エイムズへの疑惑を話すが、彼女はそれを否定。大統領を逃がしたのは エイムズだし、何よりも “三年前に爆弾テロで妹を喪った” 彼が、テロに 協力するはずがないと。ファットマンがエイムズにとって妹の仇だった事と 自分がその復讐のための殺し屋として選ばれた事を悟るスネーク。 その後のエイムズの行方は、杳として知れない。 →ファットマンを気絶させる 現れたエイムズにスネークは問う。なぜ大統領を逃がしたか。そしてなぜ 大統領が脱出している事を会った時に言わなかったのか。ジェニファーが 現れ、スネークがエイムズを疑っている事を知って彼を擁護するが、その 言葉(殺した場合参照)から逆にエイムズの真意を悟るスネーク。 エイムズがファットマンに銃口を向けるが、ジェニファーが銃を払い落とす。 本当なのかと縋るジェニファーを前に、エイムズは全てを認めた。警察に 引き渡すという彼女に、終身刑になるだろうと解った上で身柄を委ねるが それでも復讐を諦めはしない。 「考える時間だけはありそうだ」 -SNAKE TALES・A-END ※MGS2やってる人はわかると思うけど、ここで出てくるジェニファーは本編で 雷電にパンツ覗かれたりしてたあの女の人(同じグラの人何人かいるけど) 139 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・B):2009/02/20(金) 23 04 59 ID fXlclTXF0 【Big shell evil】 職員の事故死が連続し、悪魔が居るという噂まで流れているビッグ・シェル。 そこにいる妹が心配だから様子を見に行ってくれとオタコンに頼まれる。 警察にでも頼め、と断ろうとするものの、激化してる犯罪組織同士の抗争で 取り合ってくれないだの何だのと押し切られ「絶対嫌だ!!」と叫びながらも 6時間後にはビッグ・シェルのヘリポートに立っているお人好しスネーク。 スネークが見たのは、施設を制圧していく武装集団の姿。エマに会っても 自分の事は言わないでくれ、というオタコンの無線越しの頼みを了承しつつ ビッグ・シェル内部に向かう。途中、武装集団のうち二人の会話を盗み聞き。 曰く、逃げた女をC脚で見失った、何かを取り返すのに彼女が必要だ、と。 C脚厨房の食料庫内でエマを発見。彼らがエマを探しているのは、彼女が コンピューターをロックしたせいらしい。彼らがコンピューターを使って何かを しようとしているのを見て「時間稼ぎになるし、嫌がらせにもなると思ったから」 ビッグ・シェルの悪魔についても聞くが、エマはその存在を信じていないらしい。 息子を失った職員が自殺を図り、でも死ねないまま怪人となって徘徊している、 そんな噂は事故死の連続よりもずっと以前からあったものらしい。 人質がシェル2中央棟にいるけど、扉をロックしたからシェル2へは行けない。 B脚のノードからパスコードを入れれば行けるようになる、と言うエマ。 何があっても扉を開けるな、音も立てるなと言い置いてスネークはB脚へ。 パスコードを入力し終えると館内放送が。どうやらエマが捕まったらしい。 彼女のカードキーの位置から居場所を探り出すオタコン。結果はF脚倉庫。 再度救出したエマは、敵の狙いは麻薬だという事を突き止めていた。 ビッグ・シェル職員を抱き込み、麻薬密輸の中継基地として利用していたが 手引きしていた職員が相次いで死亡。調査のために送り込んだ者も死んだ。 彼らはそれを対立組織の仕業と判断して、麻薬の奪還のために武装集団を 送り込んできた。だが麻薬がどこにあるのかはエマも心当たりがないと言う。 共にシェル2に向かう途中のE脚・集配所。エマは突然、麻薬の隠し場所が 解った、とノードを操作し始める。やがてベルトコンベアが運んできた荷物の、 その底に麻薬の詰まった袋があった。このビッグ・シェル内を周回するだけで 何処にも行き着かない荷物を作り、その中に麻薬を隠していた。だから彼らは コンピューターシステムに拘っていたのだ。 140 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・B):2009/02/20(金) 23 06 50 ID fXlclTXF0 集配所に敵が突入してくるが、エマはノードから離れない。そのため二人は 逃げ遅れ、集結してきた敵の厚い囲みを突破する羽目になる。 何とか脱出すると扉がロックされ、E脚に総動員をかけていた敵兵はほとんど 全員がその中に閉じ込められた。さっきの間にエマがそう設定していたらしい。 そしてその時にエマは気になるファイルを見つけたと言う。彼女が携帯端末に ダウンロードしてきたそのファイルを開いてみると、それは最初に死んだ職員、 つまり組織の手引きをしていた者の手記だった。 密輸に手を貸したのは妻子を人質に取られたからだった事、しかし既に妻子は 殺されていた事、復讐を果たすために対立組織に殺されたフリをし、組織から 派遣された御目付け役を殺し、調査に来た者も殺した。そしてニューヨークでは 計画どおりに犯罪組織同士の抗争が始まった。もう思い残す事はない。 真相に驚く二人に空からハリアーが襲い掛かる。エマをD脚内部に突き飛ばし オタコンのカサッカが投下して行ったスティンガーでハリアーを撃墜する。 →E脚脱出時にエマが被弾している 二人は囚われていた人質を開放し、警察に通報する。その到着を待つ間に エマは例の手記を書いた職員の個人ディレクトリからもう一つ、暗号化された ファイルをダウンロードしていた事を明かすが端末の被弾でファイルは消失。 そしてハリアー墜落の衝撃でビッグ・シェルのサーバも壊れてしまっていた。 空からカサッカが降りてくる。どこか覚悟を決めたような表情のオタコン。 操縦者の正体に気付いたエマが息を呑み、目を凝らし、やがて涙を零して 着陸したカサッカへと駆け出していった。 →E脚脱出時にエマが被弾していない 暗号化されたファイルは、組織への報告書の下書きだった。詳細な記録と 今後の予定が記されている。そして、ビッグ・シェルが麻薬密輸の中継に 使われている事にエマが感づいている、と彼が考えていたらしい事が解る。 更に、告発される前にエマを始末するつもりだ、とも書かれていた。 何か危ない目にあった事があるか?と聞くスネークに、エマは首を振る。 そのファイルの日付は、彼が行方不明になる前日のもの。エマを殺す前に 何者かに殺されたのか、ではさっきの手記は? でっち上げかもしれない、と言うエマ。まるで発見してくれとでも言うような 置かれ方だった。内容の細かさからしても報告書の方が信憑性がある。 エマが呟く。元々のビッグ・シェルの悪魔は、息子の死にショックをうけて 自殺を図った。その、当の息子は 「麻薬で死んだんだって……」 ※この後カサッカが来て以下略。被弾時と全く同じです。 -SNAKE TALES・B-END 141 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES):2009/02/20(金) 23 08 14 ID fXlclTXF0 今回ここまで。 Bの分岐は敵兵が無限に湧き続ける中をエマの手を引いて歩きつつ 更にエマの被弾も避けないとダメなので、コツ掴むまでは割と大変。 因みにアイテム・弾薬の所持上限数などの諸々のデータは A~E全編通してVERYHARD基準っぽいです。 188 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/23(月) 21 52 22 ID BM0X/KJe0 スネークテイルズ投下します。 シリーズやってる人には自明なんだが、キャンベルとメリルは 伯父と姪、という関係(表向きは) 189 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・C):2009/02/23(月) 21 53 26 ID BM0X/KJe0 【Confidential legacy】 嵐の中でタンカーに潜入するスネーク。当のタンカーは既にロシア人と思しき 兵士達によって制圧されている。 事の起こりは三日前。今はDIA(国防情報局)に復職しているキャンベルが スネークの下を訪れた。キャンベルが出した名はセルゲイ・ゴルルコビッチ。 キャンベルの宿敵でもあるこの男が、南米・エルデラ共和国で極秘作戦中の 海兵隊を襲撃しようとしていると言う。内戦の続いているエルデラ共和国には メタルギアが存在し、海兵隊はそれを鹵獲しようとしているらしい。そして更に ゴルルコビッチが海兵隊からそれを奪おうとしていて、そのゴルルコビッチを キャンベルが捕らえようとしている、という状況。更にキャンベルはこう言った。 「その作戦には……メリルが参加しているんだ」 艦橋でメリルと再会。半年ほど前に「やるべき事がある」と言ってスネークの 元を去った彼女はこの再会にさして感動もしない。むしろ忌々しげですらある。 半年ぶりの会話で解ったのは、メリルの父はこの国で死んだのだという事と、 メタルギアは船倉にあると言う事だけ。止める間もなく彼女は艦橋を出て行く。 途中で明らかな待ち伏せに遭いながらも、船倉に入ったスネークが見たのは 打ち捨てられてから10年以上も経ったようなメタルギアの残骸だった。 背後に現れるゴルルコビッチ。メリルを人質に取りスネークに銃を捨てさせる。 その直後、ゴルルコビッチはあっけなくメリルを放す。二人が組んでいる事に 気付くスネーク。タンカー制圧の手引きをしたのもメリルだった。理由を問うと 父の遺志を継ぐためだと言う。何も言わずにここから消えてくれと言うメリル。 断る、と答えたスネークにゴルルコビッチが銃を向けるが、メリルの妨害で 銃弾は逸れ、床を穿つに留まる。隙をついてその場を逃れるスネーク。 一先ず船倉を出てキャンベルを呼び出し、事の次第を説明した上で尋ねる。 「あんたの弟はこの国で一体何をしていたんだ?」 キャンベルは言う。冷戦の最中、このエルデラでは親米的な独裁政権の下で 米軍による極秘プロジェクトが進んでいた。弟、マット・キャンベルもその一員。 冷戦終了と共にプロジェクトは打ち切られ米軍は撤退。その中でマットは失踪。 直後に後ろ盾を失った独裁政権に対して少数民族が武装蜂起。その背後には スペツナズの影があった。当時のその指揮官はゴルルコビッチ。 冷戦中の米軍極秘プロジェクトの結果が、あのメタルギアの残骸なのだろう。 「マットがゴルルコビッチに通じていたという者もいる。だが私は信じていない」 キャンベルの口ぶりは、ゴルルコビッチがマットを殺したと信じているようだった。 どちらにせよ、メタルギアを彼らに渡す訳にはいかない。船の進路を変えるため 再び艦橋を目指す事になる。 190 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・C):2009/02/23(月) 21 54 08 ID BM0X/KJe0 たどり着いた艦橋の窓の外にメリルの姿があった。出てきたスネークに対して メリルは伯父の話は事実じゃない、と言う。父マット・キャンベルの担当任務は エルデラ国内の安定化だった。独立を目指す少数民族ゲリラへの情報工作。 だが彼は、少数民族に接するうちに彼らに共感し始めてしまう。遂にマットは 米軍がエルデラで開発していたメタルギアを、ゴルルコビッチの協力の下で 少数民族ゲリラに引き渡そうとする。だが計画は発覚し、マットは米軍の手に よって抹殺された。その真相をゴルルコビッチから聞かされたメリルは、今も ゲリラを支援している彼を通じ、ゲリラにメタルギアを引き渡すつもりだった。 だが話をしても見逃してはもらえないと悟ったメリルは銃を抜く。 →メリルを殺す 倒れたメリルを抱き起こすスネークの背後にゴルルコビッチが現れる。 なぜメリルを利用した、という問いにゴルルコビッチは、キャンベルへの 報復だと答える。キャンベルにとって一番大切な存在だとマットに聞いた。 彼が死ぬ間際に。やはりマットを殺したのはゴルルコビッチだったらしい。 ゴルルコビッチは言う。メタルギアはゲリラに渡さず自分の部隊で使う。 本体はガラクタだが核弾頭と発射システムが修復できればいい。マットも 最初からそのつもりだった。嘘と思うなら奴に直接聞け。ゴルルコビッチは そう言ってスネークに銃口を向ける。だがその引き金が引かれるより先に 瀕死のメリルがゴルルコビッチを撃つ。倒れるゴルルコビッチ。 メリルはスネークに何かを言おうとするが、果たせぬままに息を引き取る。 →メリルを気絶させる (前半はメリル死なない以外上と一緒)ゴルルコビッチを撃ったメリルが 立ち上がる。肩を震わせている彼女に言葉がかけられないスネーク。 タンカーとメタルギアは米軍に戻り、メリルは軍の取調べを受ける事に。 数日後、拘置所に面会に行った帰りにキャンベルと出会う。彼が言うには 回収されたメタルギアはガラクタ同然の失敗作で、核弾頭も出来の悪い 模擬弾頭だった。マットがそれを知っていたのかどうかは解らない。そして マットが米軍を裏切ったのは自分のせいだ。メリルは自分の娘なのだと。 マットは兄と妻と娘を憎悪し、逃げるように向かった先のエルデラで、その 憎悪に付け込まれたのだ。これからメリルに身を明かすつもりだ、と言って キャンベルは接見室に向かった。 -SNAKE TALES・C-END 191 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・D):2009/02/23(月) 21 54 56 ID BM0X/KJe0 【Dead man whispers】 ビッグ・シェルでSEALS・デッドセルの極秘合同演習が行われている。演習は デッドセルと配下の部隊がテロリストを演じ、SEALSがそれを鎮圧すると言う 筋書き。デッドセルは元々政府の施設を抜き打ちで襲撃し、防衛能力を測る 対テロ訓練部隊だったが、一年程前に指揮官であるジャクソン大佐が汚職と 横領の罪で逮捕されて以来、隊員の素性の不確かさや素行の悪さもあって 軍の汚点の代名詞ともなっていた。この演習も久々の正規任務だと言うのに デッドセルから参加を許されたのは、リーダー格のヴァンプただ一人。 演習の終盤。“プリスキン中尉” として演習に参加していたスネークの下に 緊急を意味するコードの無線が入る。ヴァンプが反乱を起こしたという通信は 場所をB脚と告げて切れた。スネークは即座に別の周波数に連絡。 応じる相手はスコット・ドルフ。この演習に招かれている海兵隊司令官であり、 何かが起こる事を危惧し、スネークに演習への参加を依頼した当人でもある。 ヴァンプが何をするつもりなのか尋ねるが、それはドルフにも解らないらしい。 シェル2中央棟のB1北部に閉じ込められていると言うドルフに代わり、状況の 確認とSEALSの救援のためにB脚へ向かうが、辿り付いたB脚は既に血の海。 虫の息の隊員が、これは“私刑”だ、ジャクソン大佐を嵌めた者への報復だと ヴァンプが言っていたと告げる。ヴァンプの狙いはオブライエン海軍大佐だと。 大佐はシェル2中央棟の1階。大佐を助けてくれ、と言って隊員は力尽きる。 再びドルフと連絡を取るスネーク。ドルフは驚きはしなかった。ここ数ヶ月間 政府や軍の要人が変死する事件が相次いでいる。ヴァンプの仕業だという 噂が立っていた。単なる中傷だと思いたかった。ジャクソンの汚職が冤罪か どうかは解らないと言うが、オブライエンがジャクソンを嵌めたという可能性は 否定する。もしそうなら自ら計画した演習にヴァンプを参加させたはずがない。 オブライエンは“私刑”の噂を知っていて、ドルフの下に忠告にさえ来たと言う。 次にヴァンプが狙うのはドルフだと。その上でドルフがこの演習に来たのは 己の身に何もなければヴァンプの無実を証明できる、という思惑からだった。 ドルフからオブライエンがシェル1シェル2連絡橋を封鎖した事を知らされる。 シェル2のSEALSに合流するため海上のオイルフェンスを渡るスネーク。 その頭上、連絡橋ではヴァンプによるSEALSの殺戮劇が繰り広げられる。 最後の手段だったらしい連絡橋の爆破でさえヴァンプを止める事は出来ず、 ヴァンプは見上げたスネークを挑発し、シェル2のG脚内部へと消える。 シェル2中央棟。オブライエンのいる空気清浄室への廊下には高圧電流が。 安否を確かめるため、リモコンミサイルで室内の電源パネルを破壊する。 ※MGS2やってる人はわか(ry 海軍大佐は本編B脚で死んでたあの人。 192 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・D):2009/02/23(月) 21 55 33 ID BM0X/KJe0 →電源パネル破壊に時間がかかる 室内には全身を切り裂かれたオブライエンがいた。ヴァンプはもういない。 B1階に向かった。ジャクソンの汚職は事実であり、誰も罪を着せる事など できるはずもない。オブライエンはそう言って事切れる。 ヴァンプを追ってB1階に。ドルフが瓦礫に閉じ込められているという場所の 直前でヴァンプと遭遇する。彼はスネークを待っていたと言う。 ジャクソンの汚職は事実だった、と言うスネークに、ヴァンプはその事なら 知っている、と答える。貴様は何も解っていない。解る必要もない、と。 →ヴァンプを殺す 倒れたヴァンプに対し、なぜ無意味な“私刑”を繰り返した、と尋ねる。 無意味ではなかったからだ、と答えるヴァンプ。ジャクソンが逮捕され、 デッドセルの名は地に落ちた。だが自分達の軍務への誠実と純潔は 誰にも否定させない。自分が“私刑”として人を殺せば、世間 は疑問を 持つだろう。もしかしたらジャクソンは無実だったのかもしれないと。 だがそう語るヴァンプの目は理解していた。デッドセルに誠実や純潔が あったとしても、それは他ならぬヴァンプ自身の手で失われた。 そこへドルフが現れる。その姿を見たヴァンプが笑みを浮かべる。 ドルフは言う。誰もそんな事を求めていなかった。解っていたはずだと。 「なぜだ、ヴァンプ……?」 ヴァンプは微笑んだまま死んだ。 →ヴァンプを気絶させる (ドルフが出てくるまでは上と一緒)現れたドルフにヴァンプは言う。 やらなければならなかったんだと。しかしその理由は頑なに話さない。 あなたには関係のない話だ、と言うヴァンプに変わったな、と言うドルフ。 「だと思う。変わらないのはあなただけだ」 そして、俺にはもう関わるな 二度とあなたの顔は見たくない、と。 ビッグシェルはSEALSの応援によって制圧。後日、デッドセルは正式に 解散。ドルフは軍を退き、ジャクソンは獄中で病死。ヴァンプは軍刑務所に 収監されていたが脱走。その後に散発している政府・軍関係者の変死が 彼の仕業だという噂もあるが、定かではない。 時は流れ、いつしか噂が流れ始める。ジャクソンの汚職は冤罪だった。 デッドセルは何者かに陥れられたのだ、と。 193 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・D):2009/02/23(月) 21 56 17 ID BM0X/KJe0 →短時間で電源パネルを破壊 (時間がかかった場合のセリフに加えて)オブライエンは言う。ジャクソンは 何者かに嵌められたんだとヴァンプに吹き込んだ人間がいると。それが誰か 知っているのかと尋ねるが、既に聞こえていない。彼は独り言のように続ける。 私はヴァンプを止めようとした。この演習が無事に終れば、デッドセルは自分の 直下で再編成されるはずだった。「だが彼は……私を……裏切り……」 そう言って事切れる。(ヴァンプとの戦闘前会話は時間かかった場合と一緒) →ヴァンプを殺す “私刑”の理由を語るヴァンプにスネークは問う。そう言われたのか、と。 お前を騙し利用する者がいるとオブライエンは言った。だがお前は騙され 利用されていたのではなく、デッドセルの名誉を取り戻す方法があると 持ち掛けられ、実行していたのだろう。ヴァンプは黙る。否定はしない。 誰だ、とスネークは問うが、ヴァンプは答えない。そこへドルフが現れる。 その姿を見たヴァンプが笑みを浮かべる。歩み寄ったドルフが手を取る。 「なぜ何も言ってくれなかった……?」 ヴァンプは微笑んだまま死んだ。 →ヴァンプを気絶させる (ドルフが出てくるまでは上と一緒) ドルフが言う 「ジャクソンか?」 ヴァンプは答えないが、本人に確かめるぞ、という言葉に渋々認める。 ジャクソンは逮捕されて以来自分を責め、どうすればデッドセルの名誉を 取り戻せるのかと、憑かれたように繰り返していた。そしてある日、例の “私刑”を言い出した。従うしかなかった。それをオブライエンに知られた。 兼ねてからデッドセルを自分の配下に加えたがっていたオブライエンは、 配下に加わらなければ事実を公表すると言ってきた。殺すしかなかった。 それを聞いたドルフは叫ぶ。デッドセルなど奴にくれてやればよかった。 なぜそうしなかった!? ヴァンプの目に微かな震えが走る。 それがドルフに確信をもたらした。「……そうするつもりだったんだな?」 ならばなぜ反乱を起こしたのか。押し黙るヴァンプをドルフは問い詰める。 やがてヴァンプは観念して話し出した。演習が始まった時、オブライエンは 忠誠の証を見せろと言ってきた。演習におびき寄せておいた自分の政敵、 スコット・ドルフを暗殺しろと。それだけは出来なかった。愕然とするドルフ。 「馬鹿な……私を守るために……」 スネークに殺してくれと頼むヴァンプ。 それを断るスネークに、ドルフが礼を呟く。 ビッグシェルはSEALSの応援によって制圧。後日、デッドセルは正式に 解散。ドルフは軍を退き、ヴァンプとジャクソンは共に軍刑務所で服役。 時は流れ、いつしか噂が流れ始める。ジャクソンの汚職は冤罪だった。 デッドセルは何者かに陥れられたのだ、と。 -SNAKE TALES・D-END 194 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES):2009/02/23(月) 21 57 30 ID BM0X/KJe0 今回ここまで。 Dの第一分岐は2分以上/以下が境だった気がしますがあやふや。 ラストのヴァンプとスコット・ドルフが何というかアレですが、この二人は MGS2本編の無線で「愛人関係だったらしい」という説明が聞けるので つまりそういうことなんだと思います。 547 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/26(木) 22 05 22 ID K28Dmhte0 んではスネークテイルズの最後いきます。 最後のEだけは分岐のない一本道シナリオ。 548 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・E):2009/02/26(木) 22 06 54 ID K28Dmhte0 【External gazer】 オタコンがコペルソーン・エンジンとかいう新しい仕組みを用いたVRシステムを 開発した。仮想空間とは思えないほどのリアリティがあるが、スネークはどこか 他人の身体に乗り移るような違和感を覚える。そんな事を話し合う二人の所へ タブロイド紙を手にメイ・リンがやって来る。 『ビッグ・シェルに怪獣出現!?』 等という見出しの下に、ビッグ・シェルと巨大な人影と思しき姿が写った写真が 掲載されていた。どうせ合成写真だろ、と冷めた感想を持つスネークとは裏腹に オタコンとメイ・リンは大盛り上がり。嫌な予感は、そして現実のものとなる。 二人がかりで押し切られ、ビッグ・シェルに下り立つスネーク。手にはデジカメ。 怪獣“ゴルルゴン”とやらを写真に撮るのが、下らないが一応の任務だ。 ビッグ・シェルにはなぜか武装した兵士の姿がある。その中AB連絡橋へ行くと 突如海面が波立ち、巨大な何かが姿を現す。スネークは信じられないながらも 半ば以上意地でその姿を写真に収めるが、直後にAB連絡橋に兵士が大挙して やってくる。訳も解らないまま凌ぎきると、彼らの背後からオルガが現れた。 だがスネークの知る彼女とはどこか雰囲気が違う。その違和感を裏付ける様に オルガは言う。「私はあなたの知ってる私じゃない」 彼女は自分の宇宙へ帰るための鍵を探していて、それがあのゴルルゴンだと、 このままだと貴方の宇宙も大変な事になる、と意味不明な事を言う。 そして彼女はVRシステムが全ての元凶だと言い残し、連絡橋から飛び降りる。 兵士達も皆海に飛び込み、連絡橋には呆然とするスネークだけが残された。 それから一週間ゴルルゴンは現れなかった。オルガの言葉を聞いたオタコンは 平行宇宙が入り乱れているのかもしれない、と推測する。元凶と言われたVRの 解析ははかどらない。メイ・リンは『コペルソーンエンジンを用いたVRシステムは 仮想空間を構築しているのではなく、条件に合った他の宇宙を仮想空間として 提示している』と仮定し、あのゴルルゴンが平行宇宙の歪みの原点で、VR内で ゴルルゴンを倒せば歪みも解消されるのではないか、と提案する。 だが実行してみても一向に手応えのようなものがない。 ※ゴルルゴンってのはMGS2の敵兵(ゴルルコビッチ大佐の私兵部隊員)が 巨大化してゴジラ風の背びれがついた “異次元怪獣” ほんとに。 ちゃんと(巨大サイズの)銃も持ってるけど使うほどの頭はないらしい。 549 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・E):2009/02/26(木) 22 08 05 ID K28Dmhte0 成功を疑うスネークとオタコンに、メイ・リンは言う。もちろん大成功だと。 「これで平行宇宙を元に戻す手段はなくなったんだから」 平行宇宙を元に戻す方法は、特異点であるゴルルゴンを消去する事ではなく 特異点を捉えて波動関数を収束前の状態に拡散させる事。それを知りながら 二人にゴルルゴンを倒させたメイ・リンは、既にオルガ同様、二人の知らない 別宇宙のメイ・リンに入れ替わっていた。彼女は夫の指示で動いており、その 夫とは彼女の宇宙のソリダス。そこへアジトの壁をぶち破って当の旦那さんが 登場。アジトを半壊させたソリダスはメイ・リンを抱いて逃走。 残された二人は恐らく現状最も事態を把握しているだろうオルガと接触を図る。 オタコンが新聞に出した『ゴルルゴン探検隊募集』の広告に応じてやってきた、 特技は運が良い事と言うやたら明るい黒人美女や、スライディングとバク転が 得意というオッサンに混じって、最後にオルガが現れる。彼女との協議の結果 VRを連続でクリアしていく事によって他の特異点を見つけ出そうという事に。 VRをクリアしていくスネークの前にソリダスが現れる。コペルソーンエンジンを 用いたVRシステムは他の宇宙に干渉する。VRの中での行動が観測され確定、 それ以外の可能性を持っていた宇宙は “ありえなかったもの” として、存在を 抹消される。そして干渉を受ける可能性があるのはスネークらの宇宙も同じ。 「貴様がシャドーモセスを切り抜けられたのも、他の平行宇宙の誰かのお陰かも知れんな」 そう言うソリダスの目的は、自分が殺される事になっている平行宇宙の否定。 宇宙同士が干渉し合う現状を是正しようとするスネークに刺客を送りつける。 『幾多の宇宙で悪名を轟かせ、蛇蠍の如く忌み嫌われる史上最凶のユニット。 存在のみで世界を破滅させると恐れられ、全宇宙の憎悪を一身に集めてきた 暗黒と邪悪の申し子たち。地獄のプリンセスと混沌の貴公子……』 ここからしばしジャック(雷電)とローズの素っ頓狂なイチャイチャ(?)話が展開。 ジャックとローズの精神乗っ取りから何とか逃れたスネーク。放り出された先は まさに特異点。ソリダス最後の妨害であるメタルギアRAYの群れを、オタコンが 波動関数を拡散させる作業の間ひたすら撃墜する。凌ぎ切ったと思ったら次は フェデラルホールの上に放り出され、素手でソリダスと一騎打ち。 ※ゴルルゴン探検隊に応募してきた朗らかな黒人女性はたぶんフォーチュン (別宇宙のフォーチュンと入れ替わり済み?)同じくスライディングとバク転が 得意なオッサンは大統領だと思われ。 550 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES・E):2009/02/26(木) 22 10 16 ID K28Dmhte0 戦いたくないと思いながらもソリダスを倒すスネーク。フェデラルホールの上から 落下するソリダスの体が地面と激突した瞬間、閃光が走る。スネークは崩壊した アジトに戻され、宇宙の修復が始まったためオルガも己の宇宙へと戻っていく。 彼女を見送りながら、どこかひっかかりを感じているスネークとオタコン。無限に 存在する平行宇宙にはよく似た物もある。今まで違和感は覚えなかったものの お互いが本当にお互いの知る本人なのかどうかはわからない。 考え込むスネークにオタコンが手を差し出してくる。 「……僕の宇宙のスネークは、僕に100ドル借りがあったはずだけど」 「お前が俺の宇宙のオタコンなら、俺がお前のフィギュアを壊しちまった事を白状しても怒らないはずだ」 「なんだって!?どれのことだよ!!」 そんな会話をして笑い合う二人。本当は別の宇宙の存在だったのだとしても、 俺達は親友だ。そう確認し、世界が修復の光に包まれる中で握手を交わす。 気が付くとスネークはアジトにいた。破壊された跡もない、いつものアジト。 正面に座っていたオタコンと目が合う。戻ってきたのかな? と言うオタコンは やはり同じような体験をしたらしい。これで全部終ったね、とオタコンは言うが スネークは未だひっかかりを感じていた。フェデラルホールの上でソリダスと 対峙した時、確かに自分は戦いたくないと思っていた。だが実際には戦って 倒してしまった。あれは本当に自分自身の意思だったのだろうか。 VR以外にも他の平行宇宙を外部から観測し、干渉する手段があるとしたら? だが、オタコンは考えすぎだと笑う。 「それよりも……僕のフィギュア壊したって!?」 「いや、それは……」 そこへ何も知らないメイ・リンがやって来る。彼女が手にしたタブロイド紙には 『ビッグ・シェルに怪獣出現!?』 という見出しと共に、ビッグ・シェルと 巨大な人影と思しき姿が写った写真が掲載されていた……。 -SNAKE TALES・E-END ※最後のタブロイド紙の写真に写ってるのはゴルルゴンじゃなくてゲノラ。 ゲノラってのはMGS1の敵兵(ゲノム兵)が巨大化した “遺伝子怪獣” どっちもMGS2英語版のオマケVR訓練に登場(ゲノラはMGS1のVRにも) ついでに対ゲノラ用兵器メカゲノラなんてのもいたりする。ほんとに。 551 :METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALES):2009/02/26(木) 22 12 18 ID K28Dmhte0 以上でMGS2 SNAKE TALES終わり。 Eはラスボス戦が素手なので「殺す・気絶させる」の二択が発生しません。 ラスト近くのオタコンの100ドル借りが~の所、原文では100ドル貸しが~に なってるんですが、どう考えてもおかしいので誤植だと思う。 ちなみにVR中の『幾多の宇宙で~の所はほぼ原文ままです。 公式の自虐ネタだと思うけど雷電とローズはどんだけ人気無かったのかと。 あとMGS4でメイ・リンが「年上好み」と言われてるのはこの辺が元ネタかも。
https://w.atwiki.jp/timeattack/pages/294.html
【PS2】METAL GEAR SOLID 2 このタイトルは現在2つの記録方法が存在します。 タンカー編 NEW GAMEを選択したとこからリザルト画面まで 順位 タイム 日付 配信者名 その他一言 No.1 10 38 2010/05/29 K.M 難易度EX リザルト10 26 No.2 27 20 2008/05/19 ユエル なんとか30分以内に行けました タンカー編 DOGTAGコンプリート NEW GAMEを選択したとこからリザルト画面まで クリア後、データを新規ファイルにセーブしてドッグタグを確認し、 コンプできていた場合、そのタイムを認めるものとする 順位 タイム 日付 配信者名 その他一言 No.1 17 30 2011/09/28 K.M リザルト17 31 称号BB準拠